Apple、カメラやキーボードの表示を高速化しミー文字やスクリーンタイム、Siriショートカット機能をサポートした「iOS 12」を正式にリリース。

iOS 12 Hero iOS12
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

 Appleがカメラやキーボードの表示を高速化しミー文字やスクリーンタイム、Siriショートカット機能をサポートした「iOS 12」を正式にリリースしています。詳細は以下から。


 Appleは現地時間2018年09月17日、日本時間18日未明、カメラの表示を70%、キーボードの表示を50%高速化し、iPhone 5sやiPad Airに至るまでのiOSデバイスでパフォーマンスを改善した「iOS 12」およびApple Watch用OS「watchOS 5」を正式にリリースしたと発表しています。

iOS 12 Hero

 iOS 12のシステム要件はiPhone 5s以降のiPhone、iPad mini 2/Air以降のiPad、第6世代iPhone touchで、これはiOS 11と同様のため、利用しているiOSデバイスがiOS 11.xならばアップデートを受け取ることが可能となっています。

iOS 12をサポートしたデバイス

iOS 11をサポートしたデバイスはiOS 12へアップグレード可能

iPhone iPad iPod
iOS 12
サポートデバイス
iPhone XS/XS Max
iPhone XR
iPhone X
iPhone 8
iPhone 8 Plus
iPhone 7
iPhone 7 Plus
iPhone 6s
iPhone 6s Plus
iPhone 6
iPhone 6 Plus
iPhone SE
iPhone 5s
12.9インチ iPad Pro(第2世代)
12.9インチ iPad Pro(第1世代)
10.5インチ iPad Pro
9.7インチ iPad Pro
iPad Air 2
iPad Air
iPad (第6世代)
iPad (第5世代)
iPad mini 4
iPad mini 3
iPad mini 2
第6世代 iPod touch

 リリースノートは以下の通りで、システム容量は約10GBから12GB程度となっているようです。

iOS 12のリリースノート

iOS 12には、iPhoneおよびiPadのパフォーマンスの改善および様々な新機能が含まれます。“写真”には、ライブラリから写真を見つけたり共有したりしやすくなる新機能が搭載されました。ミー文字(まったく新しい、カスタマイズ可能なアニ文字)により、“メッセージ”でより表情豊かで楽しいコミュニケーションが可能になります。スクリーンタイム機能により、あなたやファミリーメンバーがiPhoneやiPadで何にどれぐらいの時間を費やしているかを把握し、時間をより有効に活用するためのお手伝いが可能になりました。Siriが使用可能なAppでSiriショートカットを使えば、今までよりももっと素早く作業を終わらせることができます。拡張現実(AR)は機能が強化充実され、デベロッパはAR体験を複数台で共有する機能を利用することができます。また、新しいプライバシー機能により、Webサイトによるトラッキングを防ぐことができます。このアップデートには以下の新機能および改善が含まれます:

パフォーマンス

  • ユーザの操作により素早く機敏に反応するように、iOSを全体的に改良
  • iPhone 5sおよびiPad Airに至るすべての対応デバイスでパフォーマンスを改善
  • カメラの起動は70%高速化、キーボード表示は50%高速化、またタイプ入力の反応も改善(*)
  • デバイスに高負荷がかかっている場合のAppの起動が最大で2倍高速化(*)
*標準のピークパフォーマンスに対応するiPhone 6 Plus、リリース前のiOS 11.4、リリース前のiOS 12を使用し、2018年5月にAppleが実施したテスト結果によります。キーボードのテストではSafariを使用し、カメラはロック画面からスワイプしてテストしました。パフォーマンスは特定の構成、コンテンツ、バッテリーの状態、使用状況、ソフトウェアのバージョン、その他の要素によって異なります。

写真

  • 新しい“For You”タブに“おすすめの写真”や“エフェクトの提案”などが導入され、ライブラリにあるたくさんの写真から素早く目的のものを探すことが可能
  • “共有の提案”機能により、写真に写っている人たちと写真を共有するように能動的に提案
  • 検索機能が強化され、複数のキーワード検索に対応、検索候補も賢くなり、より簡単に写真の検索が可能
  • 撮影地、店舗名/会社名、または写真を撮影したときのイベントから写真の検索が可能
  • カメラからの読み込み速度が改善、また写真を大きくプレビュー表示することが可能
  • RAWイメージの編集に対応

カメラ

  • ポートレートモードで、“ステージ照明”および“ステージ照明(モノ)”を使用したときに、被写体と背景間の詳細部分を保持するよう改善
  • スキャンしやすいように、カメラフレームでQRコードをハイライトするよう改良

メッセージ

  • ミー文字(まったく新しい、カスタマイズ可能なアニ文字)により、“メッセージ”で独自のキャラクター使ってより表情豊かで楽しいコミュニケーションが可能
  • アニ文字にティラノサウルス、お化け、コアラ、トラを追加
  • ミー文字およびアニ文字でウインクおよび舌を出す動作を認識
  • 新しいカメラエフェクトにより、“メッセージ”で撮影した写真やビデオで、アニ文字、フィルタ、テキストエフェクト、iMessageステッカーパック、図形が使用可能
  • アニ文字の録画が30秒まで可能

スクリーンタイム

  • あなたやファミリーメンバーのAppやWebサイトの適切な使用時間を判断するための詳細情報やツールを提供
  • Appの使用時間、Appカテゴリごとの使用状況、通知の受信数、デバイスを持ち上げた回数についての情報を表示
  • “App使用時間の制限”で、あなたおよびお子様がAppやWebサイトで費やすことができる時間の長さを設定可能
  • お子様のiPhoneまたはiPadの使用の仕方を、親/保護者が自分のデバイスから直接管理することが可能

おやすみモード

  • 所定の時間、場所、またはカレンダーのイベントのあとで“おやすみモード”をオフにすることが可能
  • “ベッドタイム中のおやすみモード”により、就寝中はロック画面にすべての通知を表示しないようにすることが可能

通知

  • 通知の管理を簡単にするため、同じAppからの通知を自動的にグループ化して表示可能
  • ロック画面から直接通知設定を操作可能
  • 新しい“目立たない形で配信”機能により、サウンドやバナーを出さずに通知を通知センターだけに表示させることが可能

Siri

  • Siriが使用可能なAppでSiriショートカットを使えば、今までよりももっと素早く作業を終わらせることが可能
  • Siri対応Appの“Siriに追加”ボタン、または“設定”>“Siriと検索”で、ショートカットを追加可能
  • ロック画面または検索内でショートカットの提案を表示
  • モータースポーツの結果、スケジュール、Formula 1、Nascar、Indy 500、MotoGPの統計および順位表を入手可能
  • 時間、撮影地、ピープル、最近行った旅行などで写真やメモリーを検索可能
  • 40以上の言語の組み合わせで語句の翻訳に対応
  • 著名人に関する事柄(例: 誕生日)や、食べ物に関する質問(例: カロリーや成分/原料)を調べることが可能
  • フラッシュライトのオン/オフが可能
  • 英語(アイルランド)、英語(南アフリカ)、デンマーク語、ノルウェー語、中国語(広東語)、中国語(北京語-台湾)でより自然で表現豊かな声が利用可能

拡張現実

  • ARKit 2による共有機能により、デベロッパはほかの人とAR体験を共有できる革新的なAppを作成可能
  • AR体験の保存/再読み込みが可能になり、デベロッパはAR体験を持続させることが可能
  • オブジェクト認識およびイメージトラッキング機能により、空間を移動中に現実世界のオブジェクトを認識したり、イメージを追跡したりするツールをデベロッパに提供
  • ARクイックルック機能により、仮想オブジェクトをNews、Safari、“ファイル”などの内蔵Appで表示したり、iMessageや“メール”で共有することが可能

計測

  • 物体および空間を計測するための新しい拡張現実App
  • 物体の表面や空間に線を引いて長さを計測し、線上のラベルをタップして詳細情報を表示
  • 長方形の物体を自動的に計測
  • 計測物のスクリーンショットの取り込み、共有、マークアップが可能

プライバシーおよびセキュリティ

  • Safariの強化されたトラッキング防止機能により、Webサイトに埋め込まれたコンテンツやソーシャルメディア用ボタンが、あなたの許可なしにあなたを追跡するのを防ぐことが可能
  • 広告主によるiOSデバイスの固有情報の収集を防いで、ターゲット広告の配信を減らすことが可能
  • SafariおよびほとんどのAppで、パスワードの新規作成または変更時に、強力かつ固有なパスワードを自動的に提案
  • パスワードを再利用している場合、“設定”>“パスワードとアカウント”で警告マークを表示
  • セキュリティコードの自動入力機能により、SMS経由で送られた使い捨て(ワンタイム)パスコードをQuickTypeバー上に表示
  • “設定”>“パスワードとアカウント”から、AirDropを使用して登録済みの連絡先にパスワードを簡単に共有可能
  • 認証済みのデバイスで、Siriにパスワードを尋ねることが可能

Apple Books

  • まったく新しいデザインにより、本やオーディオブックを楽しく簡単に探して読むことが可能
  • “今すぐ読む”機能により、現在読書中の本に戻ったり、次に読む本のおすすめを受け取ることが可能
  • “読みたい”コレクションに本を追加して、次に読みたい本を管理することが可能
  • 新しい“ブックストア”では、新刊、話題作、ベストセラー、Apple Booksエディターのおすすめなどから、お気に入りのブックをより簡単に探すことが可能
  • 新しいオーディオブックストアでは、お気に入りの著者、俳優/女優、著名人のナレーターによる真に迫ったストーリーや有益なノンフィクション本などを探すことが可能

Apple Music

  • 歌詞による検索に対応し、歌詞の一部を使って曲を検索することが可能
  • アーティストのページが見やすいデザインに改良され、どのアーティストからでもパーソナライズされたステーションを作成可能
  • 新しい“フレンズミックス”により、友達が聴いている曲からプレイリストを作成可能
  • 世界各国のトップ100曲を表示する新しいチャートを追加

株価

  • まったく新しいデザインが導入され、iPhoneおよびiPad上で株価情報、インタラクティブなチャート、トップ記事を利用可能
  • ウォッチリストに、一日の株価の推移が一目で分かる色つきの小さなチャート(スパークライン)を表示
  • 各銘柄のインタラクティブなチャート、および時間外取引や出来高などの情報を表示

ボイスメモ

  • より使いやすくなった新デザイン
  • 録音/編集データをiCloud経由で各デバイス間で同期
  • iPadで使用可能、横向きおよび縦向き両方に対応

Apple Podcast

  • 番組でチャプタに対応
  • 車内またはヘッドフォンで利用時に進む/戻るボタンで30秒進めたり、次のチャプタに移動することが可能
  • “今すぐ聴く”画面から、エピソードの通知を簡単に管理することが可能

アクセシビリティ

  • ライブリスニングがAirPodsに対応
  • RTT通話がAT&Tで使用可能
  • “選択項目の読み上げ”がSiriの声の使用に対応

その他の機能および改善

  • FaceTimeのカメラエフェクトで、自分の顔をリアルタイムでアニ文字/ミー文字に変身させることが可能
  • CarPlayで他社製のナビゲーションAppを使用可能
  • Walletに追加した非接触型の学生IDカードを使って建物に入ったり、Apple Payで支払いをすることが可能(対応しているキャンパスのみ)
  • “設定”>Safariで、iPadでタブにWebサイトのアイコンを表示可能
  • “天気”に空気質指数を追加(対応している地域のみ)
  • iPadで、画面の下端から上にスワイプしてホーム画面に移動するようにジェスチャを変更
  • iPadで、画面の右上隅から下にスワイプしてコントロールセンターを開くようにジェスチャを変更
  • マークアップに、より多くの色と、線の太さと各ツールの透明度を変更できるオプションを追加
  • “設定”のバッテリー使用状況に、過去24時間または過去10日以内の使用状況を追加、バーをタップするとその期間のApp使用状況を表示可能
  • 3D Touchに対応していないデバイスで、スペースキーを長押ししてキーボードをトラックパッドに変更可能
  • 中国で、“マップ”が空港およびショッピングセンターの建物内部マップに対応
  • ヘブライ語の辞書、アラビア語-英語およびヒンディー語-英語の二言語辞典を追加
  • 新しい英語の類語辞典を追加
  • iOSアップデートを夜間に自動的にインストールする機能を追加

watchOS 5のリリースノート

watchOS 5では、Apple Watchを使ってよりアクティブに、よりいろいろな人や情報とつながって、自分の健康をモニターできるような新機能が使えるようになります。新機能には、アクティビティの競争、ワークアウトの自動検出、ヨガとハイキングのワークアウト、Podcast、トランシーバー、新しい文字盤、アップデートされたSiri文字盤、進化した通知、および“心拍数” Appが含まれます。

watchOS 5は、第1世代のApple Watchには対応していません。

コメント

  1. 匿名 より:

    16A366

タイトルとURLをコピーしました