Appleがシステム管理者向けにiOS 12やmacOS Mojaveへアップデートする際の注意事項をまとめたサポートページを公開しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年08月29日、企業や大学などでAppleデバイスを管理するシステム管理者向けに、今年の秋にリリースを予定しているiOS 12およびmacOS Mojaveへデバイスをアップデートする前に確認しておくべき注意事項をまとめた管理者向けの「iOS 12とmacOS Mojave に備える」ページを公開しています。
If you’re a system administrator, you should review this list and prepare for changes before updating to iOS 12 or macOS Mojave.
Prepare your institution for iOS 12 or macOS Mojave – Apple Support
サポートページの内容的にはWWDC 2018やiOS 11.4/macOS 10.13.6までに発表された注意点以上の項目は含まれていないようですが、Symantecの認証局の取り消しや32-bitアプリの警告(macOS)、PACやMDMの管理などに変更があるので、システム管理者のかたはチェックしてみてください。
- 2018年秋の早いうちにSymantec認証局の信頼が取り消されます。
- CA事業の売却に伴うもので、GoogleやMozillaなども同様の措置をとっています。
- iOS 12とmacOS MojaveのトラストストアからFederal Common Policy Root CAが削除。
- PACを配布する際のFTP/File URLスキームが非推奨となり、HTTPとHTTPSのURLスキームを推奨。
- macOS MojaveではmacOS High Sierra 10.13.4以降のmacOSと同様に32-bitアプリを起動すると、「次期macOSで利用するためには対応が必要」という警告を表示。
- macOS 10.14 Mojaveが32-bitアプリをサポートする最後のmacOSに。
- この警告はcom.apple.coreservices.uiagentのCSUIDisable32BitWarningsキーを”True”にすることで防ぐことが出来る。
- Apple T2搭載のMacで「完全なセキュリティ」または「中程度のセキュリティ」の起動設定をするとシングルユーザーモードでの起動が出来なくなり、代わりにmacOS復元が起動されます。
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