iOS 12ではPassword Manager APIが追加され、1Passwordなどのパスワード管理アプリを起動しなくても、そのアプリに保存されたパスワードの自動入力が可能になるようです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年06月04日、WWDC 2018の基調講演を開催し、2018年秋にもリリースを予定しているiPhoneやiPad, iPod touch用OS「iOS 12」を発表しましたが、このiOS 12では新たに「Password Manager API(Password AutoFill)」というAPIが追加され、サードパーティ製のパスワード管理アプリのパスワードを直接SafariやQuickTypeバーで利用できるようになているそうです。
Password Manager API
Access passwords stored in third-party password managers directly from the QuickType bar in apps and in Safari (requires third-party adoption).iOS 12 Preview – Features – Apple
iOSのデフォルトブラウザSafariではこれまでKeychainに保存されたパスワードの自動入力(AutoFill)は可能でしたが、iOS 12でサポートされたPassword Manager APIを利用することで、認証したパスワード管理アプリのデータをSafariの自動入力で利用することができるようになるそうで、
What a wonderful present for us at WWDC this year! Thank you to all our friends at Apple for this great new API. #1PasswordAutofill pic.twitter.com/jpvRVogslS
— 1Password (@1Password) 2018年6月5日
パスワード管理アプリ&サービスを提供しているカナダのAgileBitsは早速1Passwordにこの機能を対応させたデモ動画を公開しており、これまではログインサイトを開いた後に、ホーム画面やシェアボタンから1Passwordを起動しパスワードをコピー&ペーストというプロセスが不要になることで、よりシームレスで安全なパスワード管理ができるようになりそうです。
- Password AutoFill – Apple Developer Documentation
- iOS 12 Preview – Features – Apple
コメント
ChromeとかFirefoxも対応して欲しいなこれ。
これは割といいね