AppleのApp StoreガイドラインとAPIがアップデートされ、アプリの機能を試すことができるトライアル期間がMacAppStoreでも提供可能に。

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 AppleのApp Storeガイドラインがアップデートされ、Mac App Storeで販売される非サブスクリプション・アプリでも有料の機能を試用できるトライアル期間が提供可能になるそうです。詳細は以下から。

新しいMacAppStoreのアイコン

 Appleは現地時間2018年06月04日、同社がアプリ開発者に対して定めるApp Storeガイドラインをアップデートし、非サブスクリプション・アプリに対しても無料のトライアル期間を提供できるよう“3.1.1 In-App Purchase”に項目を追加し、これに対応したAPIの提供を開始すると発表しています。

14-day Trial

Non-subscription apps may offer a free time-based trial period before presenting a full unlock option by setting up a Non-Consumable IAP item at Price Tier 0 that follows the naming convention: “14-day Trial.” Prior to the start of the trial, your app must clearly identify its duration, the content or services that will no longer be accessible when the trial ends, and any downstream charges the user would need to pay for full functionality. Learn more about managing content access and the duration of the trial period using Receipts and Device Check.

App Store Review Guidelines – Apple Developer

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Mac/iOSアプリが対応

 当初これは(iOS)App Storeのみへの提供かと思われていましたが、macOS 10.14 MojaveでiOSのApp StoreのようにアップデートされるMac App Storeにも適用されることが米Panic Inc.の設立者のCabel Sasserさんによって確認され、

昨日公開されたWWDC 2018のセッション“Best Practices and What’s New with In-App Purchases”によると、トライアル機能はアプリを起動した回数などではなく、一定の期間で設定でき(例えば14日間のトライアルなど)、ユーザーはこの機能を利用しアプリを購入する前にそのアプリの機能を試すことができるそうです。

Free Try before to buy

  • 新たに非サブスクリプション・アプリでも今後は無料のトライアル期間を提供できる。
  • アプリ内購入でUnlockできる非消耗型(Non-Consumable)の無料アプリを提供できる。
  • 開発者はユーザーに対して試用開始前に試用できる期間および全ての機能をUnlockできる価格、トライアル期間が終了すると利用できなくなる機能やコンテンツを明確にする必要がある。
プロダクトのタイプ 非消耗型 消耗型
購入できる回数 1回 複数回
レシートへの表示 常に 1回
デバイス間での同期 システムにより同期 同期なし
復元 システムにより同期 復元されない

 アプリの無料トライアル期間の提示とその後の購入については、既に米The Omni Groupが2016年から14日間の無料サブスクリプションを提供し、その期間が切れるとRead-OnlyモードになりStandard/Pro版購入の選択が必要になるといた手法を使い提供していましたが、今後はさらにわかりやすく提供されそうです。

OminiGraffle

おまけ

 今回のアップデートで開発者は無料のトライアル期間を設定できるようになりましたが、元Appleのソフトウェアエンジニアで現在はMac用ブログエディタ「MarsEdit」シリーズを開発しているDaniel JalkutさんやTweetbotシリーズを開発しているPaul Haddadさんは、

Ersatz Free TrialsとReal Free Trialsの問題点やPaid Upgradeの機能が提供されていない点など、まだApp Store/Mac App Storeには改善の余地があるとコメントしているので、興味のある方は読んでみてください。