A11 Bionicに搭載されているGPUはApple初の独自設計で、3年前から開発が始まったそうです。詳細は以下から。
Appleは日本時間2017年09月13日に開催されたスペシャルイベントの中で、Appleが設計した新しいSoC”A11 Bionic”搭載のiPhone XやiPhone 8シリーズを発表しましたが、A11に搭載されているGPUはApple初の独自GPUでA8搭載のiPhone 6が発売された3年前から開発が始まっていたそうです。
Srouji told me that when Apple architects silicon, they start by looking three years out, which means the A11 Bionic was under development when Apple was shipping the iPhone 6 and its A8 chip. Back then we weren’t even talking about AI and machine learning at a mobile level and, yet, Srouji said, “The neural engine embed, it’s a bet we made three years ahead.”
The inside story of ‘brain’ of the iPhone X: the A11 Bionic chip – Mashable
MashableがAppleのSVP Johny SroujiおよびPhil Schillerに行ったインタビューの中で、SroujiさんはまだモバイルレベルでのAIや機械学習の話が出ていなかった3年前にA11から新たに搭載されるニューラルエンジンについても決定していたと答えたそうで、
独自GPUの開発によりAppleはサードパーティメーカー(PowerVR)から離れ、Appleは現在OSからコンパイラ、プログラミング言語、CPU/GPUなど、ありとあらゆるものをAppleデバイスのために最適化しており、A11発表後 GPUソフトウェアループのGokhan Avkarogullariさんらは開発者向けにA11の最適化されたグラフィックスAPI “Metal 2″の追加資料などを公開しているので、興味のある方はチェックしてみて下さい。
Thanks to awesome job by our amazing GPU HW & platform architecture teams and the GPUSW team and #MetalAPI. Great job my team. Love'em all. https://t.co/JqLT7kZT4U
— Gokhan Avkarogullari (@gavkar) 2017年9月12日
And sample coverage control, C++11 memory consistency support, 512 bits MRT, super fast feedback handling, and many more features in A11 GPU
— Gokhan Avkarogullari (@gavkar) 2017年9月12日
- Metal – Videos – Apple Developer
- The inside story of ‘brain’ of the iPhone X: the A11 Bionic chip – Mashable
コメント
iPhoneにもっといいCPUが欲しい!→ Apple Aチップ作ったで!
iPhoneに最適なプログラミング言語が欲しい!→ Swift作ったで!
MacやiPhoneに最適なフォーマットが欲しい!→ APFS作ったで!
Imaginationとの利害関係合わない!→ 独自GPU作ったで!
もう何作ってる会社化分からんなAppleさん。
iPhoneを作る会社なのでは?
マップもそうだが、裁量顧みずに自分のとこで全部やり過ぎなんだよな、
それぞれの品質が落ちてまでそれ追求する?これじゃあオナニーだよ
何を今更。独自でCPUやチップを設計したり、Objective-Cといった言語を作ったりというのは昔からのことだろうに。
こんなに最適化された製品はApple以外存在しない
Googleは深層学習(Deep Learning)のために
TensorFlowという専用のライブラリを作って、
さらには、TensorFlowを処理するための専用のプロセッサ「TPU」を作った。
ttp://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/ncd/14/457163/052001464/
A11 Bionicは、GPUとなっているけど、これも深層学習を目的としてる。
深層学習は、これまでに必要とされにくかったタイプの計算なので、
最適化には既存のCPUやGPUではなく、新しいタイプのプロセッサが必要、
2社とも「ここで押さえておけば次のAI開発競争で優位に立てる」
ということだろう。極めて素早くて、優れた判断だと思うよ。
Googleは深層学習(Deep Learning)のために
TensorFlowという専用のライブラリを作って、
さらには、TensorFlowを処理するための専用のプロセッサ「TPU」を作った。
A11 Bionicは、GPUとなっているけど、これも深層学習を目的としてる。
深層学習は、これまでに必要とされにくかったタイプの計算なので、
最適化には既存のCPUやGPUではなく、新しいタイプのプロセッサが必要、
2社とも「ここで押さえておけば次のAI開発競争で優位に立てる」
ということや、世界中の人の開発の基盤としての地位を考えての
ことだろう。