Safari Technology PreviewではFlashを使用せず、JavaScriptを使用しOSのクリップボードへアクセスすることが可能になっています。詳細は以下から。
Appleは本日、Webエンジニアや開発者向けWebブラウザ「Safari Technology Preview」を公開しましたが、この中でAppleは「Programmatic cut and copy」をサポートしており、一部サイトで利用されているFlashを使用したクリップボードへのアクセスがJavaScriptを使用して行うことが可能になっています。
Safari Technology Preview is out:https://t.co/lgXexAEyDz
Which includes this little guy: pic.twitter.com/NJ7ldLjlw2
— Casey Liss (@caseyliss) 2016年3月30日
Programmatic cut and copy to the clipboard
It’s now possible to programmatically copy and cut text in response to a user gesture with document.execCommand(‘copy’) and document.execCommand(‘cut’). Having this ability may eliminate some websites’ last need for the Flash plug-in.
Demo
JavaScriptのdocument.execCommandを用いたコピー&ペーストは、現在でも一部サイトで利用されているFlashを使用したクリップボード操作に変わるAPIで、Chrome v43, Firefox v41, IE v9, Opera v29以降のブラウザでは既にサポートされていましたが、
SafariでもTechnology Preview v9.1.1以降でこのAPIがサポートされた事により、Zeno Rochaさんが公開した軽量JS「clipboard.js」などを利用して、Flashに依存しないクリップボード操作が可能になっています。
関連リンク
- Introducing Safari Technology Preview – WebKit Blog
- Chrome 43からcutおよびcopyコマンドが使えます – Qiita
コメント
おー、これでFlashプラグインから開放されるデベロッパーさん多そう。
OS X 10.11.5ぐらいで正式にサポートされるかな?
この恩恵を本当に受けるのは登場以来かたくなにフラッシュプラグインを拒んできたモバイルSafari
Flashに依存してるクリップボードってどういうことなのかわからない。結構いろんなサイトで使われてたの??