Apple A9X CPUを搭載したiPad Proは長時間の負荷をかけてもクロック周波数を落とさず利用できるもよう。

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 Apple A9X CPUを搭載したiPad Proは長時間の負荷時でもクロック周波数を落とさず利用できるようです。詳細は以下から。


iPad-Pro-Hero


 発売が開始されたiPad ProはApple A9X CPUを搭載し、MacBook Air (13-inch, Early 2015)やMacBook (Retina, 12-inch, Early 2015)と同程度のCPUスコアが出ていることが確認されましたが、米Ars Technicaによると、iPad Proは長時間 負荷をかけてもクロック周波数が落ちないことが確認されたそうです。


Thermal Test

 Ars TechnicaのシニアエディタAndrewさんは、iPad ProがiPhone 6sのA9@1.8GHzよりクロック周波数が高いA9X@2.2GHzであることに着目し、これほど高性能なCPUがCore Mの様にファンレスで長時間使用された場合のパフォーマンスの変化をGeekbenchを利用し測定、


iPad-Pro-and-iPhone6s-Thermal-Test

The A9X can’t quite get up to the level of a modern U-series Core i5 based on Broadwell or Skylake (see the 2015 MacBook Air and Surface Pro 4 results), but it’s roughly on the same level as a Core i5 from 2013 or so and it’s well ahead of Core M. And despite the fact that it lacks a fan, the A9X shows little sign of throttling in the Geekbench thermal test, which bodes well for the iPad Pro’s ability to run professional-caliber apps for extended periods of time.

[iPad Pro review: Mac-like speed with all the virtues and restrictions of iOS – Ars Technica]

 結果は以上の通りでiPhone 6sは長時間(約13分)負荷をかけるとクロック数を落とし発熱を抑えようとしますが、iPad Proは常に一定のクロック数でGeekbenchを実行できたため、プロ向けのアプリもパフォーマンスを落とすことなく利用できるだろうとコメントしています。


iPad-Pro-logic-board
[iPad Pro Teardown – iFixit]

 *同様の傾向はiPadシリーズに見られますが、iPad Proはロジックボードが筐体中央に配置されているため、この傾向が他のiPadより安定していると思われます。

関連リンク:

コメント

  1. Apple7743 より:

    他企業が諦めてコア数戦争に突入していった中、
    2コアを堅持してIPC性能を高めてきたAppleの勝利やね
    Apple Newton開発とARM社起業からこれまでの20余年の積み重ねは大きい

  2. Apple7743 より:

    >2コアを堅持
    3コアじゃなかったっけ?

  3. Apple7743 より:

    まぁどっちにしろすごいよな。
    ちょっとしたPC並の性能があの薄い中に入れられるようになったわけだし。
    そろそろ技術特異点?みたいなのが来て世界が変われば面白いのにな

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