macOS 12 Montereyでは複数のアクションを1クリックで実行できる「ショートカット」アプリが追加され、Automatorのワークフローも変換可能に。

　macOS 12 Montereyでは複数のアクションを1クリックで実行できるiOSと同じ「ショートカット」アプリが利用可能になりました。詳細は以下から。

　Appleは日本時間2021年10月26日、IntelおよびApple Silicon Mac向けに「macOS 12 Monterey」をリリースしましたが、このMontereyではAppleが2017年に買収したWorkflowをベースにiOS 12とともに公式アプリとしてリリースした「ショートカットアプリ」がmacOSにも移植されています。

最もよく行う作業を自動化しましょう。ショートカットエディタを使えば、時間が節約できます。複数のステップが必要な作業をワンステップで片付けたり、お気に入りのアプリとサービスを連係させたり。ショートカットは、Dock、メニューバー、Finder、Spotlightから実行することも、Siriに頼むこともできます。

macOS 12 Montereyプレビューより

　macOSのショートカットアプリは、Appleのショートカットギャラリーからショートカットをダウンロードできる他、ショートカットエディタを利用してmacOSまたはiOS/iPadOSでも利用できるショートカットを作成することもできます。

　ショートカットの実行はショートカット編集画面からメニューバーやFinderやTouch Bar、サービスメニューのクイックアクション、キーボードショートカットから実行できるように設定でき、iPhoneやiPad、Apple Watchにも表示することが出来ます。

Automatorとショートカット

　また、WWDC21でも発表されたとおり、これまでmacOS/OS Xでワークフローの作成や実行を提供してくれていたAutomatorアプリで作成したワークフロー(.workflowファイル)はショートカットアプリにドラッグ&ドロップするか、[ファイル]メニュー → [読み込む…]から読み込み、ショートカットに変換＆コレクションに追加できますが、

まだAutomatorにしかないアクションやショートカットアプリをサポートしていないサードパーティ製アプリのアクションがある場合、読み込み時に対応していないアクションを示す警告が表示され、そのワークフローはショートカットアプリに読み込み使うことが出来ないので注意してください。

macOS 12 Montereyのショートカットアプリで変換に失敗したAutomatorワークフロー