iOS 12にはARKit 2を利用し実際の長さや面積を計測できる「計測」アプリが追加されています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年09月17日にリリースした「iOS 12」にWWDC 2018でも披露した「計測(Measure)」アプリを追加しています。計測アプリはARKit 2を利用し実際の空間にあるオブジェクトの長さや面積を測定できるアプリで、ARKit対応デバイスで利用することができます。
長さ
計測アプリで長さを測定する場合はアプリを起動して、iPhoneやiPadに周囲を認識させて計測したいオブジェクトの端を中央にし、[+]ボタンを押して、もう1つの端で[+]ボタンを押すだけで、長さがポップアップされて表示されます。
面積
計測アプリで面積を測定するには、カメラ内にiMacのディスプレイやiPadなど長方形/正方形のオブジェクトが入るように調整し、計測アプリがそのオブジェクトを自動検出するまでiPhoneやiPadを動かします。
オブジェクトが検出され、黄色い枠が表示されると[+]ボタンがタップできるようになり、タップすると左右(上下)の長さと共に中央に面積が表示されます。後は中央の値をタップすると左右の長さと共に面積が平方メートル、平方フィート、対角線がcm/インチで表示され、[コピー]をタップすると、それらの値がクリップボードにコピーされます。
計測アプリはARKit 2をサポートしたiPhone 6s以降、全てのiPad Proモデル、iPad(第5世代)、およびiPad(第6世代)をiOS 12にアップグレードすると自動的にインストールされますが、ホーム画面が埋まっているとフォルダ内にインストールされる場合があるので、見つからない方はSiriなどで探してみてください。もし、既に削除してしまっている場合は対応デバイスに限り以下のリンクから再インストールできます。
計測アプリの単位は設定アプリからヤード/ポンド法/メートル法を選択できますが、ARKitを利用した計測アプリは更に多くの機能を搭載した「AR MeasureKit」や「Air Measure」アプリなどもリリースされています。
コメント
・・・ので、iOS12をインストールした方は計測してみてください。