AppleのPodcastアプリがiOS 12でチャプタとスキップ時間の変更に対応し、AirPodsでチャプタ移動などが可能になっています。詳細は以下から。
AppleのiOSに搭載されているPodcastアプリはiOS 10.3で3D Touchやウィジェットに対応し、iOS 11では低レイテンシーな非可逆音声圧縮フォーマット「Opus」に、iOS 11.2では同じ番組のエピソードの連続再生に対応しましたが、iOS 12では番組の早送り/戻る時間の設定とチャプタ表示/選択が可能になっています。
チャプタ
Podcast番組は音声のみで編集も簡単ため番組が長くなってしまいがちですが、AppleのPodcastアプリ(v3.6)でチャプタリストがサポートされたことで、ユーザーはエピソード再生中にエピソードの下に表示されるチャプタから好きなチャプタを指定して移動できるようになっており、
AirPodsや対応ヘッドホンで前後のチャプタへの移動が可能で、iOSの設定アプリから[Podcast] → [外部コントロール]の次/前を選択することでAirPodsやオーディオ操作が可能なヘッドフォン、車載コントローラー、Siriなどでチャプタ移動を行うことが可能です。
スキップ時間
また、iOS 12のPodcastアプリはスキップ時間の設定も変更できるようになっており、同じくiOSの設定アプリから[Podcast] → [スキップボタン]で 10/15/30/45/60秒の進む/戻る動作をスキップボタンに割り当てることが可能です。
この設定は通知センター・ウィジェットにも反映されるので、AirPodsとウィジェットさえあればPodcastアプリをほとんど見ずにエピソードの早送りや巻き戻しができると思います。
おまけ
チャプタ書き込みに対応したPodcast編集アプリは色々とありますが、Tumblrの開発者で現在はPodcastアプリ「Overcast」を開発しているMarco Armentさんが2017年に公開した「Forecast」というアプリも“MP3 Chapters standard“に対応しており、
Anyone want to try Forecast, my podcast MP3 encoder and chapter tool? Now in public beta: https://t.co/cl0CKucH19
— Overcast (@OvercastFM) 2017年11月29日
現在はBeta版の段階ですが無料で利用でき、Marcoさんが作成している上記のPodcast番組“Accidental Tech Podcast“もこのアプリを利用して編集されているそうなので、Podcast番組を制作している方はチェックしてみてください。
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