Google、Chrome Canary 46からMacのメモリ使用率やMacBookのバッテリー消費量を大幅に改善？

　GoogleがChrome Canary 46 for Macでメモリの使用率やバッテリー消費量を大幅に改善しているようです。詳細は以下から。

　The Next Webや複数の開発者によるとGoogleが以前からの公約の通り、現在開発中のGoogle Chromeのベータ版となる”Chrome Canary v46″からメモリの使用率やバッテリー消費量を大幅に改善する試みを始めているそうです。

I didn’t believe it would be possible at first, but after spending the better part of a week on Chrome 46 I’m blown away. Memory consumption seems to have halved, groggy slow tabs are snappier than ever and my battery life isn’t shamefully bad anymore — also, my laptop’s fans aren’t constantly blowing.

[Chrome is finally getting faster on Mac – The Next Web]

ChromeとMac

　Google Chromeは以前からMacのメモリを大量消費し、Safariより1時間早くMacBookのバッテリーを消費してしまうと複数のメディアやユーザーからクレームが上がって[1, 2]いましたが、

　Googleはこのクレームに対応するため「重要なFlashコンテンツ」のみを実行しノートPCのバッテリー消費を抑えるオプションを追加し、さらに現在開発中の”Chrome Canary v46 for Mac”からメモリの使用量を大幅に改善しているそうです。

　実際にGoogle Chrome Canary v46をダウンロードし、最新版のGoogle Chrome v44とWebGLベンチマークなどを行ってみましたが、常にCanary v46の方がメモリ使用率が低くなっていました。

　The Next WebのWilliamsさんはこの結果についてChromium teamがユーザーから報告されているバグレポートから、Google Chrome for MacをOS Xのグラフィックに最適化し、さらにメモリを多く消費するページの扱いを変更、アクティブでないタブをサスペンドモードにする機能を実装したためだと推測しており、うまく行けばv46からGoogle ChromeはMacに対して大幅に改善されると期待しています。Google Chrome CanaryはGoogle Chromeのベータチャンネルからダウンロード可能なので、気になる方は関連リンクから公式サイトへどうぞ。

関連リンク：

• Chrome Canary ブラウザ – Google
• Chrome is finally getting faster on Mac – The Next Web