TekRevueが仮想化アプリ3種類のベンチマークテストを行っています。詳細は以下から。
Virtualization Benchmark Showdown – @ParallelsMac 10 vs. @VMwareFusion 7 vs. @virtualbox http://t.co/nffxp7RE9G http://t.co/GJylPGg8li
TeckRevueがMac用仮想環境構築アプリ Parallels Desktop 10, VMware Fusion 7, VirtualBoxの3アプリを使用し、仮想化されたWindows 7上でのパフォーマンスを測定した “Virtualization Benchmark Showdown” を掲載しています。
ハードウェア&ソフトウェア
ベンチマークを行うハードウェアとソフトウェアの環境は
ハードウェア
・Mac Pro Late 2013
CPU:Intel Xeon E5-1650v2 3.5GHz 6Core
メモリ:64GB(PC3-14900 1866MHz)
GPU:AMD FirePro D500(VRAMは各 3GB GDDR5)
ソフトウェア
・ホストOS:OS X 10.9.? Mavericks
・ゲストOS:Windows 7 (仮想H/Wには2 CPU, 8GB Memory, 512MB VRAM)
・仮想化プリ
Parallels Desktop 10.0.0 (27675)
VMware Fusion 7.0.0 (2075534)
VirtualBox 4.3.14
の以上で、ホストOSに負荷がかかってもゲストOSのWindows 7が最大のパフォーマンスを発揮できるよう設定してあるそうです。また、ほとんどのベンチマークテストは3回の平均値を使用。
GeekBench(CPU)
GeekBenchはクロスプラットフォームのCPU, メモリベンチマークですが、Parallels 10, Fusion 7, VirtualBox 4 上に構築したWIndows 7のそれぞれのベンチマークスコアは以下の通り。SCがシングルコアスコア、MCがマルチコアスコアになっており値が大きいほどBetterです。
結果はParallels 10とFusion 7はどんぐりの背比べの僅差でCPUのMCスコアではFusion 7が、SCスコアではParallels 10が数%高いようです。
3DMark06
Parallels 10とFusion 7は公式にDirectXをサポートしており、3DMark06ベンチマークの結果ではそのスコアを見ることが出来ます。2006年にリリースされた3DMark06を使用するのはこの2つの仮想アプリで動いた最新バージョンの3DMarkベンチマークであり、VirtualBoxはDirectXがサポートされていないので省略されています。(値が大きいほどBetterです)
結果はDirectXの機能をFusionよりも早く提供してきたParallelsが15%ほど勝っており、最新の3DMark 2013もFusion 7では動かなかったそうです。Parallels 10で3DMark 2013を起動した際のスコアは以下。
Parallels 10 on the Mac Pro’s D500 GPUs had an overall score of 77,926 on the 720p Ice Storm test and 69,621 on the 1080p Ice Storm Extreme test.
PCMark
PCMark 8の“Applications test”はサードパーティ製アプリである”Adobe Creative Suite”と”Microsoft Office”を実際にスクリプトで使用して表示速度や一定のタスクを測定できるベンチマークで、今回は”Home”, “Office”, “Creative Cloud”の3種類のテストでスコアを測定。
”Office”ではMS Word, Excel, PowerPointの3つでテキストブロックの操作、表計算、画像のリサイズを行い、”Creative Cloud”ではPhotoshop, Illustrator, InDesign, After Effectsの4つでフィルターやレイヤー、ページレイアウト、ビデオエフェクトの操作を行っているそうです。(スコアが高いほどBetter)
結果は”Home”テストのスクリプトでVirtualBox上のソフトウェアが動かなかった以外は全て実行でき、3テスト全てでParallels 10が勝っています。特に”Office”と”Creative Cloud”テストではFusion 7より10%程高いスコアが出ています。
Virtual Machine Management
仮想化アプリは仮想OSを切り替えたり、終了したりする「管理」も重要ですが、このテストでは各仮想化アプリのWindows 7が起動, 終了, サスペンド, レジュームまでの時間を測定しており、タイムが小さいほうがBetterとなっています。
このベンチマークでは各タスクとも5回実行してその平均値をプロットしているそうですが、結果は見ての通りParallels 10が全ての動作で勝っており、起動、終了などが最も早い仮想化アプリとなっているそうです。
When it comes to a Windows 7 VM, Parallels has the fastest management times across the board, with its most significant lead in terms of cold boot times.
結論
TeckRevueでは上記のベンチマークの他に”Cinebench R15″, “Passmark PerformanceTest 8.0”, “Handbrake Video Encoding”, “iTunes Audio Encoding”, “File Transfer Speed”とMacBook Pro上でWindows 7を実行した時の”Battery Life”テストを行っていますが、ほとんどのテストでParallels Desktop 10が勝っており、ベンチマークを行ったJim Tanousさんも
このレビューはパフォーマンスに特化したもので、各仮想化アプリそれぞれパフォーマンス以外の多数の優位点(iOSアプリやリモートサービスなど)があることを覚えておかなければならない。
It’s important to remember that this review focuses entirely on performance; there are a number of features and advantages exclusive to each virtualization platform that aren’t considered in the preceding pages.
としながらも、Parallels Desktop 10がほとんどの場面で最高の選択肢であると閉めています。
In the end, it’s hard to go wrong with Parallels 10 or Fusion 7. If you want to play games or demand the absolute best performance in most areas, Parallels 10 should be your choice.
他のベンチマークに興味がある方は関連リンクからどうぞ。
関連リンク:
・Virtualization Benchmark Showdown – Parallels 10 vs. Fusion 7 vs. VirtualBox
コメント
VMwareが日本から撤退した時Parallelsに乗り換えた俺に死角はなかった。
VMwareはWindows版使ってるけど。
Parallels買おうと思ったけどact 2て時々クーポンみたいの発行してくれるっけ?
パラのアイコンが相変わらずよくわからない
paraの起動時間 爆速
Parallels頑張ってるなー、地盤がでかいVMware安定だと思ってたが
もうFusion7にしちゃってるから次でも同じような結果なら乗り換えようかな
bootcampから移行してもよさそうだな
特に重たい作業するわけじゃないし