先週「iPhone 5 スリープ/スリープ解除ボタン交換プログラム」が発表されましたが、MacBook Pro Early 2011のGPU問題でも署名サイトや問題解決のための奮闘が起こっているようです。詳細は以下から。
先週発表された「iPhone 5の交換プログラム」の経緯を調べていた時、”MacBook Pro Early 2011のGPU問題”の話題も上がっていたので調べてみたところ、ここ数ヶ月でChange.orgでの署名活動や「MacBook Pro Early/Late 2011のロジックボードをオーブンで焼いたら直ったからレシピを公開するよ」というサイトまで現れていたそうです。
Timothy D. Cook: Replace or Fix All Early 2011 Macbook Pro with Graphics Failure http://t.co/aOG8DvDm3V via @ChangeAUS
署名サイト
この問題についてAppleのサポートコミュニティでは既に100ページ、300ページを超える書き込みがあり、Change.orgでの署名”Replace or Fix All Early 2011 Macbook Pro with Graphics Failure“には既に2450を超える署名が集まっておりあと少しで目標の署名を達成するようです。
- MacBook Pro 2011 Red Vertical Lines, Image Distortion, Screen Blurring, Freeze, Shift
- #MBP2011: Take Action! – 2011 MacBook Pro, GPU Failure, Image Distortion
ロジックボードをオーブンで焼く人
さらに「MacBook Pro Early 2008のロジックボードを取り出し、サーマルペーストを除去して綺麗にし、オーブンで焼いて直した」という記事を元にMacBook Pro 2011(ヒートシンクの形とIOポートの形から15インチモデル)をオーブンで焼いて復活したという人もいます。
レシピは
・壊れたMacBook Pro
・ロジックボードを取り出すためのドライバー一式
・アルミニウム箔
・忍耐と決断力
だそうで、手順はまず
1.MacBook Proを分解しロジックボードを取り出す
2.アルミニウム箔を敷いたオーブントレイの上にロジックボードを置く。
3.予め170度に温めておいたオーブントースターで約7分間焼く。
4.焼きあがったロジックボードを取り出して、十分冷えるまで待ちます。
これで再度組み立て電源を入れたところ直ったそうで、続きや議論は関連リンク&HackerNewsを見て下さい。
おまけ
オーブンレンジで焼くというのは冗談ではなく、「通常は専用のマシーンやホットガンで行うGPUのReflowをオーブンレンジの熱を使うことで行う」という事で、これで直ったという人もサポートコミュニティには何人かいるようです。
関連リンク:
コメント
オーブンで焼くのネタかと思ったらマジだったwww
まさに”焼きを入れる”とはこの事か…
ずいぶんとお高い焼き林檎だ
どういう原理だ?
GPUとマザボを繋いでるハンダにクラックが出来て不具合が発生してるなら、
加熱して一度ハンダを溶かせばクラックが無くなって不具合もなくなるって寸法。
オーブンではなくレンジでやって取り返しつかなくなる人もいそうだ
気になるのがここの記事だと、”Late 2011″も入れてあるけど、
ソースにはEarlyしか含まれておらずLateの記述はどこにもないことなんだよなぁ・・。
>Replace or Fix All Early 2011 Macbook Pro with Graphics Failure
All Early 2011と書いてあるだけで”Late”の記述はどこにもない。
中身はほとんど同じなのは知ってるけど、
そんなこと言ったらiMacの一部のモデル
Early 2011とLate 2011と同じGPU使ってて無償修理対象に入ってたのに
MBPは未だに対象外だし。
Earlyだけ対象でLateは対象外なんてことにならないといいな