GoogleがMacとAndroidを接続しファイルの転送が可能な「Android File Transfer」の配布サイトを閉鎖しました。詳細は以下から。
Googleは2011年から、MacにUSB接続されたAndroidデバイスをMTP(Media Transfer Protocol)で接続しメディアやデータファイルを転送できる公式のファイル転送アプリ「Android File Transfer」を公開していましたが、
Googleは今年02月から、このAndroid File Transferの配布サイトからアプリへのリンクを外し、Androidデバイスから他のデバイスへファイルを転送する方法をまとめたヘルプマニュアルからもMacへの転送方法が削除されていました。
これに対し、同じくMTPをサポートしMacとAndroid間でファイル転送を可能にする米Electronic Teamの「MacDroid」や、Ganesh Rathinavelさんがオープンソースで開発している「OpenMTP」などが代替アプリとして注目されていましたが、
Googleは現地時間2024年07月20日、Android File Transferの公式サイトを閉鎖し、現在はAndroidとWindows PC間でのファイル転送を可能にするQuick Share(旧Nearby Share)へのWebページへリダイレクトされるようになっています。
Android File Transfer配布サイトの旧URL : https://www.android.com/filetransfer/ ダイレクト先 URL : https://www.android.com/better-together/quick-share-app/
AFTは現在もダウンロード可能
GoogleがAndroid File Transferの公開を終了した原因は不明ですが、Android File Transferのdmgファイルは現在もGoogleのWebサイトにホスティングされており、Homebrew caskなどを用いてダウンロードすることが可能なので、まだAndroid File Transferが必要な方はダウンロードしてみてください。
brew install --cask android-file-transfer
なお、最新のAndroid File Transferは2018年にリリースされたバージョン1.0.12が最新のため、Apple Silicon (Arm64)をサポートしておらず、macOS 13 Ventura以降ではクラッシュするという報告[1, 2]が相次いでいるので注意してください。
- android-file-transfer – Homebrew Formulae
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