消費者庁がAnker Japanが2023年からリコールを行っているロボット掃除機において火災に至る重大製品事故があったとして情報を公開しています。詳細は以下から。
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消費者庁は日本時間2025年09月05日、令和7年07月から08月にかけてリコールが発表されている消費生活用製品で重大事故に至る可能性のあった報告20件をまとめ公表しましたが、その中でアンカー・ジャパン株式会社が輸入した電気掃除機(ロボット掃除機)においても火災に至る事故があったとして報告を公開しています。

消費生活用製品安全法第35条第1項の規定に基づき報告のあった重大製品事故について、リコール製品で火災等(高圧洗浄機(充電式)(回収・交換)、電気掃除機(自走式)(回収・交換))20件の重大製品事故を公表します。
消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(高圧洗浄機(充電式)、電気掃除機(自走式))(9月5日)より
消費者庁が公開した情報によると、火災に至る事故があったのは2020年に発売されたAnkerのロボット掃除「Eufy RoboVac G10 Hybrid (T2150)」で、ユーザーが異音がしたため確認すると、ロボット掃除機および周辺を焼損する火災が発生していたそうで、現在メーカーが原因を調査しているそうです。

当該製品を充電中、異音がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。現在、原因を調査中。
消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(高圧洗浄機(充電式)、電気掃除機(自走式))(9月5日)より
Anker Japanは2023月08月からロボット掃除機に搭載の一部バッテリーで内部の不具合により発火等の事象が起きていることが判明したとしてリコールを行っており、このEufy RoboVac G10 Hybrid (T2150)はロボット掃除機本体としてはリコール対象ではありませんが、RoboVac G10 Hybrid用の交換用バッテリー「交換用バッテリー (T2908)」がリコール対象製品となっています。

なお、消費者庁が公表した資料によるとAnker Japanがリコールを発表しているロボット掃除機による事故は2023年度に10件、2024年度に12件で、昨年10月01日に消費者庁が公表した重大事故事例から5件増えているので、ユーザーの方はもう一度ロボット掃除機と交換用バッテリーのシリアルナンバーを公式サイトで確認してみてください。

2025年09月04日の時点で回収率は72.5%。
おまけ
なお、Anker Japanは2025年06月、2024年9月にリコールを発表したモバイルバッテリー2製品の対象を拡大し、合計4製品のモバイルバッテリーの回収と交換/返金を行っていますが、

消費者庁が2025年08月15日に公表した重大事故事例によると、リコール対象のバッテリーで2025年06~07月にかけてソファー上や大学で周辺を焼損する火災が発生していたそうなので、対象製品をお持ちの方は注意してください。

当該製品をソファーの上に置いていたところ、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生した。現在、原因を調査中。[…]大学で当該製品を充電中、異臭及び発煙がしたため確認すると、当該製品及び周辺を焼損する火災が発生していた。現在、原因を調査中。
消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(リチウム電池内蔵充電器)(8月15日)より
- モバイルバッテリー回収受付フォーム – Anker Japan
- ロボット掃除機バッテリー回収・交換受付フォーム – Anker Japan
- 消費生活用製品の重大製品事故:リコール製品で火災等(高圧洗浄機(充電式)、電気掃除機(自走式))(9月5日) – 消費者庁


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