次期macOS 16ではiOS 14で導入されたペーストボードにアクセスするサードパーティ製アプリに対するアクセス通知と許可設定がMacにも導入されるもよう。

Pastebot for Mac macOS 26 Tahoe
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 次期macOS 16ではiOS 14で導入されたペーストボードにアクセスするサードパーティ製アプリに対するアクセス許可が必要になるようです。詳細は以下から。

Pastebot for Mac

 Appleは2020年09月にリリースした「iOS 14」で、ペーストボード(またはクリップボード)のデータにアクセスしユーザーデータを窃取するアプリ(当時のTikTokなど)に対しアクセス時に警告を表示する機能を追加し、2022年09月にリリースした「iOS 16」ではアクセス警告に加えユーザーのアクセス許可が必要となりましたが、

iOS 14とiOS 16のペーストアラー

iOS 14とiOS 16のペーストアラー

Appleは今年後半にもリリースを予定している次期macOS (macOS 16 hogehoge)にも、ペーストボードにアクセスするアプリがユーザー許可を必要とする機能を追加すると開発者向けに通知してるそうです。

macOSとiOSのペーストボードへのアクセス許可

macOSとiOSのペーストボードへのアクセス許可

下のアプリケーションにほかのアプリケーションからのペーストボードの内容にいつでもアクセスすることを許可。

ほかのアプリからのペーストより

macOS pasteboard privacy

 Mac用クリップボードアプリPastebotを開発するTapbotsのPaul Haddadさんや、Mac/iPhone対応のクリップボードアプリPastePalを開発するKhoa Phamさんによると、Appleは04月末にAppKit updateに“macOS pasteboard privacy”を追加し、次期maOSでiOSの用にアプリがペーストボードの内容を読み込む際にユーザー通知を表示する機能を追加すると発表したそうです。

macOS pasteboard privacy

Prepare your app for an upcoming feature in macOS that alerts a person using a device when your app programmatically reads the general pasteboard. The system shows the alert only if the pasteboard access wasn’t a result of someone’s input on a UI element that the system considers paste-related.

AppKit updates – Apple Developer Documentation

 ペーストボードへのアクセス許可はプロンプトを表示するとともに、システム設定アプリの[セキュリティとプライバシー] → [ほかのアプリからのペースト](アクセス時に毎回)「確認」「許可」「拒否」の動作を指定する設定が追加される予定で、

他のアプリからのペースト

他のアプリからのペースト

開発者やユーザーはmacOS 15.4 Sequoiaから以下のdefaultsコマンドをターミナルに入力することで、ペーストボードへのアクセス許可機能をチェックできるようになっているそうなので、ペーストボードへアクセスするアプリを開発されている方はチェックしてみてください。

 defaults write [your_app_bundle_id] EnablePasteboardPrivacyDeveloperPreview -bool yes 

コメント

  1. 匿名 より:

    macOS 16のコードネームがhogehogeのままになってますよ…w

  2. 匿名 より:

    クリップボードを内部的にpasteboardって言うのは知ってるけど、UI上の表記も“ペーストボード”に統一すんのかな。

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