Apple M1/M2シリーズのMac Studioを最大8TBまでアップグレードできるカスタムSSD「Studio Drive」がKickstarterに登場。

Studio Drive for Mac Studio by Polysoft Services Kickstarter
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 Apple M1/M2シリーズのMac Studioを最大8TBまでアップグレードできるカスタムSSD「Studio Drive」がKickstarterに登場しています。詳細は以下から。

Mac Studio SSD Modules

 Appleが2022年より販売を開始したApple M1/M2 Max/Ultraチップを搭載のMac Studioを以前分解した際、SSDはMac miniと異なり、オンボードではなくSSDモジュール式であることが確認され、

Mac Studio (2022)の分解写真

Mac Studio (2022)の分解写真

その後、AppleがSelf Service Repairプログラムの開始に伴い、Mac Studioの交換したSSDモジュールの販売を開始し、Apple Configurator 2を利用したOSのリストア&ファームウェア・アップデートも可能になったことで、実質的にMac StudioのSSDをユーザーがアップグレードすることが可能になりましたが、

Appleが公開したMac Studioの修理マニュアル

Appleが公開したMac Studioの修理マニュアル

このApple M1 Max/Ultraチップ搭載のMac Studio (2022)とM2 Max/Ultraチップ搭載のMac Studio (2023)を最大8TBまでアップグレードできるカスタムSSD「Studio Drive」がクラウドファンディングサイトKickstarterで開発資金を募っています。

Studio Drive

 Studio DriveはフランスでAppleデバイスの修理サービスを行っているPolysoft ServicesのGillesさんらが公開したプロジェクトで、Mac StudioのSSD容量はデフォルトで512GBで、Read速度は4.1GB/sすが、Write速度はデータがSLCキャッシュに載らなければ4.1GB/sから0.7GB/sまで下がるものの、4TB以上のSSDでは3.2GB/sで維持されるため、交換用のSSDに需要があるとしてプロジェクトを立ち上げたそうで、

Studio Driveの性能

開発したStudio DriveをmacOSのインストーラーにパッチを当ててシステム要件から外れたMacをmacOS CatalinaやBig Surなどへアップグレード出来るようにするmacOS Catalina/Big Sur Patcherを開発するCollin Mistr(@dosdude1)さんなどにテストをしてもらい、動作を確認したそうです。

 Studio DriveはAppleのMac Studio SSDと同じKioxiaまたはHynix TLC NANDを利用して製造されているため、TBW(Total Bytes Written)も2TBモデルで4000TBW、4TBで8000TBW、8TBで14000TBWとなり5年保証付で、

Studio Driveの性能

Kickstarterでは出資者がNANDチップをはんだ付けするBlank SSD boardが€149(約24,000円)、2TBモデルのStudio Driveが€399(約65,000円)、4TBモデルが€799(約130,000円)、8TBモデルが€899(約147,000円)となっており、プロジェクトが成功すれば2025年12月に発送(日本への発送は+€10)、01月には受け取れるそうなので、気になる方はチェックしてみてください。

Studio DriveのBlank SSD board

*FAQにも記載されていますが、Apple純正の修理部品以外を使った修理は製品が保証外になる可能性があるので注意してください。

おまけ

 なお、現在、日本のApple StoreでのMac StudioのストレージCTO価格は512GBから1TB SSDへのアップグレードで+30,000円、2TB SSDで+90,000円、4TB SSDで180,000円、8TB SSDで360,000円となっています。

Mac StudioのSSDアップグレード

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