Apple、2024年7月のmacOS 14.6 SonomaやmacOS 13.6.8 Ventura、macOS 12.7.6 MontereyセキュリティアップデートでOpenSSHの脆弱性「regreSSHion (CVE-2024-6387)」を修正。

CVE-2024-6387 セキュリティ
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 Appleが2024年7月のmacOS 14.6 SonomaやmacOS 13.6.8 Ventura、macOS 12.7.6 MontereyセキュリティアップデートでOpenSSHの脆弱性「regreSSHion (CVE-2024-6387)」を修正しています。詳細は以下から。

実行ファイルのアイコン。

 Appleは現地時間2024年07月29日、最新のmacOS SonomaにmacOS 14.6 Sonomaアップデートをリリースするとともに、現在もサポートを続けているmacOS VenturaとMontereyに対しても、重要なセキュリティ修正を含んだ「macOS 13.6.8 Ventura」「macOS 12.7.6 Monterey」を公開しましたが、

macOS Monterey 12.7.6

このアップデートには重要なセキュリティ修正が含まれ、すべてのユーザに推奨されます。

macOS Monterey 12.7.6より

Appleは今回のアップデートで、現時点でサポートしている全てのmacOSに対し、リモートから認証なしに任意のコードが実行される可能性のあるOpenSSHのRCE脆弱性「CVE-2024-6387 (通称regreSSHion)」を修正したと発表しています。

OpenSSH CVE-2024-6387

macOS 14.6 Sonomaのセキュリティコンテンツ

 Appleはこれまでシステム管理者に対し、OpenSSHの脆弱性CVE-2024-6387に対しmacOSやiOSが影響するか調査しているとコメントしていましたが、macOSに関しては今回のアップデートで修正されたようです。

OpenSSH

  • Available for: macOS Sonoma, macOS Ventura, macOS Monterey
  • Impact: A remote attacker may be able to cause arbitrary code execution
  • Description: This is a vulnerability in open source code and Apple Software is among the affected projects. The CVE-ID was assigned by a third party. Learn more about the issue and CVE-ID at cve.org.
  • CVE-2024-6387

各セキュリティコンテンツより

 ただ、確認したところmacOS 14.6 SonomaではOpenSSHがバージョン「OpenSSH 9.6p1」からアップデートされているものの、07月01日にリリースされた最新のOpenSSH 9.8p1ではなくCVE-2024-6387の影響を受けるとされている「OpenSSH 9.7p1」となっているので、今回は緩和的アップデートで今後OpenSSH 9.8p1へのアップデートがあるかもしれません。

OpenSSH 9.7p1

macOS 12 Montereyより前のmacOSに対してはCVE-2024-6387脆弱性を修正するセキュリティアップデートは提供されていないので注意してください。

macOSとOpenSSHのバージョン

OpenSSH macOS
OpenSSH 9.7p1 macOS 14.6 Sonoma ~
OpenSSH 9.6p1 macOS 14.4 Sonoma ~ macOS 14.5 Sonoma
OpenSSH 9.4p1 macOS 14.1 Sonoma ~ macOS 14.3 Sonoma
OpenSSH 8.5p1 macOS 12.0.1 Monterey ~ macOS 14.0 Sonoma
OpenSSH 8.1p1 ~ macOS 11.5 Big Sur

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