macOS 15 Sequoiaでスタンドアローン化されるAppleの「パスワード」アプリでは、メニューバーからアカウント名やパスワード、認証コードを取得することが可能になるそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2024年06月10日に世界開発者会議(WWDC24)の基調講演を行い、その中で、今年の秋もリリースを予定している「macOS 15 Sequoia」では、現在システム設定に実装されているパスワード管理機能が、「パスワード (Passwords.app)」アプリとしてスタンドアローン化され、iOSやiPadOS, visionOSにも提供されると発表しましたが、
Appleが公開したWWDC24のセッション10125「Streamline sign-in with passkey upgrades and credential managers」によると、macOSのパスワードアプリは、アプリ以外にもメニューバーにアイテム(アイコン)を表示し、パスワードアプリに保存してあるアカウント情報を取得することができるそうです。
メニューバーのパスワードアプリ
メニューバーからパスワード管理アプリの情報にアクセスできる機能は、カナダAgileBitsが開発するパスワード管理アプリ1Passwordにも「1Password mini」として存在し、これは、1Passwordアプリが対応していないブラウザやサードパーティ製アプリを利用する際に、1Passwordアプリを開かなくても、素早くアカウント名やパスワード情報、2FA認証コードを参照/取得できる機能として重宝されていたため、
Appleは現在のところMacには提供していないChromeやEdge用のiCloudパスワード機能拡張の代わりに、この機能を提供するようで、パスワードアプリのメニューバーアイテムからはアカウントの検索や保存してあるアカウント名やパスワード、2FA認証コードの表示ができるそうなので、Beta版へアクセスできる方はチェックしてみてください。
Streamline sign-in with passkey upgrades and credential managers
- Streamline sign-in with passkey upgrades and credential managers – Apple Developer
コメント
1Passwordが値引きして買い切り版を売っていた頃から使っているが、Macではサブスクが必要になるとかいろいろお金がかかる。1Passwordは無料でApple Watch対応など、使いごごちがいい。システム設定のパスキーは使いにくかったので、スタンドアローンの純正のパスワード管理アプリが欲しかった。早くリリースしてほしい。
この純正Passwordsアプリは1Passwordに比べるとカテゴリーが少ない、添付ファイルが扱えないなど1Passwordを日常的に使っている身としては機能が足りてない。
既存のシステム設定から分離して毛が生えた程度のものである。
一応1Passwordからデータをインポート出来る。