ODSがブロックリストの強化やDNS暗号化のサポート、ネットワーク・モニタのUIの改善などを行ったMac用ネットワークモニタリングアプリ「Little Snitch v6.0」をリリースしています。詳細は以下から。
オーストリアのソフトウェア会社Objective Development Software (ODS)は現地時間2024年05月21日、同社が開発&販売しているMac用ネットワークモニタリング&ファイヤーウォール・アプリのメジャーアップデートとなる「Little Snitch v6.0」をリリースしています。
Little Snitch 6.0 (7100)
We are proud to announce a new major version of Little Snitch!
Give it a try! Your existing rules and settings will be preserved so you can always go back to the previous version. If you’re enjoying it, we would be happy if you considered buying the upgrade to support our work!リリースノートより抜粋
約4年ぶりのメジャーアップデートとなるLittle Snitch v6.0では、Little Snitch v5.0からアイコンとネットワークモニタのUIが刷新され、マップ上に表示されるコネクションラインの視認性が向上した他、ステータスメニューアイコンのインジケーターを2種類から選択できるようになっています。
また、Mac App Storeで販売されている機能限定版のLittle Snitch Miniと同じく、ODSがキュレーションした広告やフィッシングサーバーなどのブロックリストの導入や自動更新がサポートされました
Little Snitch v6.0では[DNS Encryption]オプションが設定に追加されており、Quad9やCloudflare、Google、dns0.euなどのDNSサービスを利用し、DNS over HTTPS (DoH)やDNS over TLS (DoT)、DNS over QUIC (DoQ)を用いてシステムレベルでのDNS暗号化を行うことが可能になっています。
Little Snitch v6.0のシステム要件はmacOS 14 Sonoma以降のIntel/Apple Silicon Macで、ライセンスは個人ユーザー向けのシングルライセンスが59ユーロ、最大5台のMacにインストールできるファミリーライセンスが115ユーロとなっていますが、
2024年01月01日以降にライセンスを購入された方には無償のアップグレードが用意されており、1日最長3時間の試用を30日間利用できるトライアル版も公開されているので、気になる方は公式サイトをチェックしてみてください。
- Little Snitch – Objective Development Software
- Release Notes – Little Snitch
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