ターミナルからMacAppStoreアプリ管理できるコマンドラインツール「mas v1.4」がリリースされています。詳細は以下から。
masコマンドはイギリスのAndrew Naylorさんが2015年から開発&公開していたオープンソースのコマンドラインツールで、リリース当初IBMに勤めていたAndrewさんがiCloudエンジニアとしてAppleに入社した2016年09月以来(v1.3.1)アップデートが止まったままでしたが、このプロジェクトを引き継いだ医療機器会社Kaiser PermanenteのエンジニアBen Chatelainさんのメンテナンスにより、現地時間2018年02月17日付で「mas-cli v1.4」がリリースされています。
mas 1.4.0 is out!https://t.co/16hEmYpVcU
— Ben Chatelain (@phatblat) 2018年2月17日
After a long quiet period mas is back from the dead!
✨ Enhancements
- ℹ️ Info command #26, #55
- 🍀 Lucky command #88
- 🕵🏽♀️ Include version number in search output #131
- ☝🏻 Support app name(s) arugments for upgrade command #100
リリースノートより
mas v1.4の新機能
約1年半ぶりのアップデートとなるmas-cli v1.4はコードや開発環境の見直しにより、Xcode v9.2およびSwift 4が採用され、新たに以下の機能を持った“info”と”lucky”の2つのオプションが追加されています。
infoオプション
infoオプションはHomebrewにアイデアを得たオプションで”brew info mas”と同様にコマンド(アプリ)の情報を表示してくれる機能があり、例えばFinal Cut Pro Xの情報を調べたい場合はAppID”424389933″を付けるだけで、現在の価格, 開発者, リリース日, 最小システム要件, サイズ, URLが表示されます。
Mac$mas info 424389933 Final Cut Pro 10.4 [$299.99] By: Apple Inc. Released: Dec 14, 2017 Minimum OS: 10.12.4 Size: 3.02 GB From: https://itunes.apple.com/us/app/final-cut-pro/id424389933?mt=12&uo=4
luckyオプション
luckyオプションはいわゆる”Find & Install”で、
- インストールしたいアプリを”mas search”で検索
- AppIDを取得
- “mas install AppID”でアプリをインストール
というプロセスを自動で行ってくれる機能があり、検索候補が複数ある場合は検索結果のトップのアプリがインストールされます。(*Twitter for Macの終了に伴い、Twitterでmas luckyするとTweetDeckがインストールされます。)
Mac$mas lucky twitter
==> Downloading TweetDeck by Twitter
==> Installed TweetDeck by Twitter
Mac$mas search twitter
485812721 TweetDeck by Twitter (3.9.889)
403858460 Echofon Lite for Twitter (1.8.7)
557168941 Tweetbot for Twitter (2.5.4)
また、mas-cli v1.4では検索結果にアプリのバージョンが表示される他、キャッシュされたアプリ名のアップデートや使用ライブラリのアップデートも行われているので、ユーザーの方はアップデートしてみて下さい。
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