macOS 13.2 Venturaではネットワークの応答速度を測定するpingコマンドに代わる「networkQuality」コマンドがより詳細なJSON出力に対応しています。詳細は以下から。
Appleは2021年06月に開催したWWDC21で、ネットワークの応答速度を測定するためには、多くのユーザーが利用しているpingコマンドでは実際のネットワーク状態を知ることは難しいとして、新たにmacOS/iOSで利用できる「networkQuality」コマンドを発表し、
macOS 12 MontereyやiOS 15では、pingコマンドによるミリ秒単位での評価ではなく、networkQualityコマンドを利用して1分間のラウンドトリップ数(RPM:Round Trips Per Minute)を指標としてネットワークを評価する事が可能になりましたが、
現地時間2023年01月23日にリリースされたmacOS 13.2 Venturaでは、このnetworkQualityコマンドがアップデートされ、新たにJSON出力により詳細な情報を出力できるようになっています。
man networkQuality
networkQualityはmacOS 12 Montereyからオプション”-c”を付けることでJSON出力に対応していますが、AppleがmacOS 13.2 Venturaでアップデートしたマニュアルによると、macOS 13以降*ではnetworkQuality -cで、
In macOS 13.2, the networkQuality utility gained functionality to report the status as json. pic.twitter.com/Nat7Qivo4q
— Kaleidoscope (@kaleidoscopeapp) January 24, 2023
テストランのアイドルレイテンシーやダウンロードフロー数、ダウンリンクの応答性スコア、ダウンリンクのスループット、HTTP/2のアイドルレイテンシーなど、より詳細なステータスの出力が可能となっているので、networkQualityコマンドでネットワーク状態をチェックしている方は確認してみてください。
- Reduce network delays for your app – Apple Developer
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