macOS/iOSアプリのコードベースを統合したオフラインWikipediaリーダー「Kiwix v3.0」がリリースされています。詳細は以下から。
KiwixはスイスのWikimedia CHが開発しているWikipediaリーダーで、Wikipediaの情報をZIMファイルにして予めダウンロードしておくことで、インターネットに接続できない場所でもWikipediaの記事を検索/閲覧することができますが、このKiwixのmacOS/iOSアプリの最新バージョンとなる「Kiwix v3.0」がリリースされています。
Kiwix 3.0
- Kiwix is expanding to Mac, supports macOS 12.0 and later
- New library UI with opened, categories, download tasks and new zim files section
リリースノートより抜粋
Kiwix v3.0ではSwiftUIを採用し、旧バージョンからUIを大きく修正したほか、新しいライブラリーUIはZIMファイルの管理、天文学やスポーツ、コミック、コンピューターなどカテゴリー別のZIMファイルの表示や新しいZIMファイルの表示に加え、ZIMファイルのダウンロードも可能になています。
Kiwix v3.0のシステム要件はmacOS 12 MontereyおよびiOS/iPadOS 14以降となっていますが、これまで別々だったmacOSとiOSアプリのコードベースも統合されており、アプリはこれまで通り無料でApp Storeに公開されているので、オフラインでWikipediaの情報を参照したい方は試してみてください。
Kiwix 3.0 for macOS & iOS has finally been released!
Both systems share now the same code base! Massive UX step forward, in particular for macOS! https://t.co/fhZ8EAwc1Y pic.twitter.com/YoCNnqnR2o
— Kiwix (@KiwixOffline) November 27, 2022
おまけ
2022年05月時点で、Wikipediaの全記事のZIMファイルは95.2GBとなっているので、Kiwixの[Settings…] → [Library]から言語別のZIMファイルを表示&ダウンロードしたり、カテゴリー別や画像を含まないZIMファイルをダウンロードすることをお勧めします。
Kiwix v3.0リリースノート
- Kiwix is expanding to Mac, supports macOS 12.0 and later
- New library UI with opened, categories, download tasks and new zim files section
- Article preview also have a new look in bookmark and search results
- Streamlined settings UI (iOS & iPadOS)
- Add iOS 16 compatibility and remove iOS 13 support
- Kiwix – App Store
- kiwix/apple: Kiwix for offline access on iOS and macOS – GitHub
コメント