Microsoftがテキストのハイライトを可能にした「PowerPoint for iPhone/iPad」とApple Pencilでの手書き入力をサポートした「Office Mobile」のInsider版を公開しています。詳細は以下から。
Microsoftは現地時間2022年08月08日、Insiderメンバー向けに「Office for iOS/iPadOS v2.64」のInsider版を公開し、PowerPoint、Excel、Office Mobileで以下の機能をサポートしたと発表しています。
August 8, 2022 | Version 2.64 (22080500)
- PowerPoint : Highlight any text on your iPhone or iPad
- Excel : New text and array manipulation functions
- Office Mobile : Convert handwriting to text with your Apple Pencil and Scribble
Newest iOS Release Notes – Insider Blog
Office for iPhone/iPad v2.64
Insider版のPowerPoint for iPhone/iPadでは、ユーザーからの要望が多かったスライド内にあるテキストボックスや表、図形のハイライトが可能になり、これまでiOS版では不可能だった他人が追加したハイライトをもとに戻すことも可能になっているそうです。
また、Apple PencilをサポートしているiPadでははiPadOS 14以降でApple Pencilで手書き入力した文章を自動的にテキスト化する「スクリブル(Scribble)」機能が追加されましたが、Office MobileのInsider版でも[挿入]の「インクをテキストに変換するペン」を選択することで、Apple Pencilで書いた文字をテキスト化してWordやPowerPointドキュメントへ挿入することが可能になっています。
Office for iOS/iPadOSのInsider版では、この他、Excelで以下の14テキスト/配列関数が追加されているそうなので、Insiderメンバーの方はチェックしてみてください。
- TEXTBEFORE – 文字を区切る前のテキストを返します
- TEXTAFTER – 文字を区切った後のテキストを返します
- TEXTSPLIT – 区切り文字を使用してテキストを行または列に分割します
- VSTACK – 配列を垂直方向にスタックします
- HSTACK – 配列を水平方向にスタックします
- TOROW – 配列を 1 行として返します
- TOCOL – 配列を 1 つの列として返します
- WRAPROWS – 行配列を 2D 配列にラップします
- WRAPCOLS – 列配列を 2D 配列にラップします
- TAKE – 配列の開始または終了から行または列を返します
- DROP – 配列の開始または終了から行または列を削除します
- CHOOSEROWS – 配列から指定された行を返します
- CHOOSECOLS – 指定された列を配列から返します
- EXPAND – 配列を指定された次元に拡張します
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