macOS 12 Montereyのバグにより、AirPodsやAfterShokzなどのBTオーディオでマイク入力をミュートすると出力もミュートされてしまう問題に対応したミュートユーティリティ「Mic Drop v1.4」がリリースされています。詳細は以下から。
Appleが2021年10月にリリースしたmacOS 12 Montereyでは、ボリュームコントロールAPIのバグにより、AirPodsやAfterShokzなどのBluetoothオーディオの入力(マイク側)をミュートすると、それに合わせて出力(スピーカー側)がミュートされてしまう不具合があり、
この不具合は2022年02月にリリースされた「macOS 12.2.1 Monterey」でも修正されていないため、Zoomなどのオンライン会議の際に、ショートカットキーで全てのマイクをミュートにする/キーボード入力時にタイプ音をマイクに載せないようにするユーティリティMic DropやUnclackなどが現在も影響を受けていますが、
Mic Dropを開発しているOctopus ThinkのMatthew R MacPhersonさんは現地時間2022年01月27日、最新の「Mic Drop v1.4」でこの不具合に対処し、macOS 12 MontereyでもMic Dropが利用できるようになったと発表しています。
After waiting on Apple for six months, I rolled up my sleeves and worked around Monterey’s bananas Bluetooth bug myself. Now you can use @MicDropApp in Monterey with AirPods again 😅https://t.co/PPhT5yghvf
— Matthew R MacPherson (@tofumatt) January 26, 2022
Fixed: The notorious Monterey Bluetooth bug! There’s an especially hairy bug with macOS Monterey where muting a Bluetooth device also mutes your headphone audio. Apparently that’s NOT what you want in the middle of an audio call. It doesn’t look like this was going to be fixed by Apple soon, so we’ve figured out a workaround on our end.
リリースノートより
Mic Drop v1.4では新たにAirPodsやAfterShokzなどのBluetoothオーディオデバイスが接続されると、上記のMontereyの不具合を知らせるプロンプトが表示されるようになったほか、オーディオデバイスがミュートされたかを確認できるビジュアル通知が表示できるようになっています。
Mic Dropのシステム要件はmacOS 10.15 Catalina以上で、価格は610円(4.99ドル)となっていますが、公式サイトには30日間利用可能なトライアル版も公開されているので、興味のある方は試してみてください。
- Mic Drop – Octopus Think
- Mic Drop • Mute Manager – Mac App Store
- Monterey Bluetooth bug – Mic Drop
コメント
SoundSource もこのバグの影響を受けていて、マイクのミュート機能が使えません……
早く修正されて欲しい