AdobeがApple M1チップをネイティブサポートした「Photoshop 2021 v22.3」をリリースしています。詳細は以下から。
Adobeは現地時間2021年03月10日、昨年11月にBeta版を公開し開発を進めていたApple Silicon M1チップをネイティブサポートした写真加工/編集アプリ「Adobe Photoshop 2021 v22.3」アップデートをリリースしたと発表しています。
Starting today, Photoshop runs natively on Macs powered by the M1 chip and takes advantage of the performance improvements built into this new architecture. Our internal tests show a wide range of features running an average of 1.5X the speed of similarly configured previous generation systems.
Adobe Photoshop ships on Macs with Apple Silicon – Adobe Blog
Photoshop v22.3はIntelとApple SiliconをネイティブサポートしたUniversal 2 Binaryで提供され、AdobeのVPでPhotoshopのプロダクトマネージャーを務めるPam Clarkさんによると、
Photoshop v22.3はApple M1チップを搭載そたMacでファイルを開く/保存の操作やフィルターの適用、コンテンツに応じた塗りつぶし、被写体を選択などでその動作速度/パフォーマンスが向上しており、、社内テストの結果では前Intel Macの同構成モデルと比較して、平均して1.5倍高速に動作するようになったそうです。
Native modeとRosetta
Adobeによると、Photoshop v22.3はApple M1チップ上でネイティブ動作するようになったものの、Adobeが最近CCアプリに追加した招待したユーザーによるクラウドドキュメントの編集やプリセットの同期などの新機能がサポートされていないそうですが、
それらは今後のアップデートで追加する予定で、それまではFinderのコンテキストメニューから[情報を見る] → [Rosettaを使用して開く]でPhotoshopをIntel Binary + Rosetta 2へ切り替えて使用してみて欲しいとコメントされているので、Apple Silicon Mac上のPhotoshop v22.3で使えない機能を見つけた方は、この方法を試してみてください。
おまけ
AdobeはAppleのスペシャルイベントの中で、Apple Silicon Macへの対応について2020年12月にAdobe Lightroom、2021年初旬にPhotoshopを含むAdobe CCアプリをUniversal化すると発表しており、既にApple SiliconをネイティブサポートしたPremiere Proと Premiere Rush、AuditionのBeta版も公開されています。
追記
AdobeはPhotoshop v22.3のリリースと同時に、Photoshop v22.3をNative mode/Rosettaで起動した際に確認されてている既知の不具合の情報も公開しています。
- Adobe Photoshop ships on Macs with Apple Silicon – Adobe Blog
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