AppleがmacOS 11.2 Big SurとmacOS 10.15.7 Catalinaアップデート後にバッテリーが1%を超えて充電されない問題に対しサポートドキュメントを公開しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2021年02月09日、MacBook Pro (2016)およびMacBook Pro (2017)の一部の機種で、バッテリーが充電されない不具合を修正した「macOS 11.2.1 Big Sur」および「macOS 10.15.7 Catalina追加アップデート」をリリースしましたが、同時に、この問題が発生しバッテリーの交換が必要となったMacBook Proについてのサポートドキュメントを公開しています。
2016 年または 2017 年モデルの MacBook Pro のバッテリー充電が 1 % から先に進まないという事例が、ごく少数ではありますが報告されています。
該当するデバイスでは、バッテリーの状態として「修理サービス推奨」と表示される場合もあります。バッテリーの状態が「正常」だと表示されている場合は、この問題の影響はありません。2016年/2017年モデルのMacBook Pro のバッテリー充電が1%から先に進まない場合 – Apple サポート
Appleによると、この不具合が発生したMacBook Proはバッテリーが1%を超えて充電されなくなる[1, 2, 3]そうで、ごく少数ではあるものの該当するデバイスはバッテリーの交換を無償で行うとしてAppleに問い合わせるようにコメントしています。
2016 年または 2017 年モデルの MacBook Pro でこうした症状が現れた場合は、Apple にお問い合わせください。バッテリーの交換を無料で承ります。修理サービスに際しては、事前にコンピュータをお調べし、無料のバッテリー交換の対象となるかどうかを判定いたします。
2016年/2017年モデルのMacBook Pro のバッテリー充電が1%から先に進まない場合 – Apple サポート
この問題が発生する可能性のあるMacBook Proのモデルは以下の通りで、Appleはバッテリーの修理が必要かを判断する基準として、macOS Big Surではシステム環境設定の[バッテリー」から、macOS Catalina以前ではOptionキーを押しながらメニューバーのバッテリーアイコンをクリックしてバッテリーの状態を調べるように通知しているので、対象のMacBook Proをお持ちの方はチェックしてみてください。
対象モデル
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Two Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (13-inch, 2017, Four Thunderbolt 3 Ports)
- MacBook Pro (15-inch, 2016)
- MacBook Pro (15-inch, 2017)
おまけ
対象モデルの一部は2018年04月にコンポーネントの故障により内蔵バッテリーが膨張する可能性があるとしてバッテリー交換プログラム(リコール)の対象になったモデルのようです。
- 2016年/2017年モデルのMacBook Pro のバッテリー充電が1%から先に進まない場合 – Apple サポート
コメント
私もこの問題に遭遇してたけど、経年劣化だと思ってた。無償交換は嬉しい。
突然症状が現れてからここ2年ほどバッテリーが1%のままでした。充電が一切できず給電状態でした。(据え置き用途なのであまり不便でなかった)
何か故障させてしまったのかと思っていましかが、今回無償修理の対象になったと聞いてとても安心しました。情報ありがとうございます。
私も常時1%と同症状でしたので修理出した所、最終的には修理費用2万円取られましたね…
無償対象といいつつ無償ではなかった。