Adobe、2021年1月12日をもってFlash PlayerでのFlashコンテンツの実行をブロック。

Flash PlayerにブロックされたFlashコンテンツ Adobe
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 Adobeが2021年1月12日をもってFlash PlayerでのFlashコンテンツの実行をブロックしています。詳細は以下から。

Adobe Flash Playerインストーラー for Macのアイコン

 Adobeは2017年07月、FacebookやGoogle, Microsoft, Mozillaを協力し、3年後の2020年末をもってAdobe Flash Playerのサポートを終了することを発表し、その期限となっていた先月12月31日以降、AdobeはFlash Playerのダウンロードサイトやリンクを全て削除しましたが、

Adobe Flash Playerのサポート終了

Q.2020年末を過ぎても、アドビから旧バージョンのADOBE FLASH PLAYERをダウンロードできますか?
いいえ。サポート終了日以降は、アドビのサイトからFlash Playerのダウンロードページを削除します。2021年1月12日以降はFlash PlayerでFlashコンテンツが実行されるのをブロックします。

Adobe Flash Playerサポート終了 – Adobe

同時に発表されていた通り、Adobeは本日2021年01月12日をもって、現在も一部のブラウザでインストール&実行が許可されているFlash PlayerでのFlashコンテンツの再生/実行を全てブロックしています。

Flash PlayerにブロックされたFlashコンテンツ

Flash PlayerでのFlashコンテンツのブロックはシステム時間に依存します。

 Adobeは2020年12月31日以降、Flash Playerのサポートを終了しプラグインをダウンロードできないようにするとともにアップデートの提供も終了しているため、今回の措置はユーザーのシステムを保護するためだと説明しており、実際にFlashコンテンツを実行しようとすると、Adobe Flash Playerサポート終了の通知サイトにリダイレクトするようになっています。

Flash PlayerにブロックされるFlashコンテンツ

アドビはサポート終了日以降はFlash Playerをサポートしないため、ユーザーのシステムを保護するために、2021年1月12日以降、Flash PlayerでのFlashコンテンツの実行をブロックします。Flash Playerは、ユーザーがアンインストールしない限りユーザーのシステムに残ります。

Adobe Flash Playerサポート終了 – Adobe

 これにより、ほぼ全ての環境でFlashコンテンツの実行ができなくなりましたが、Windows/macOSにインストールされたFlash Playerは、ユーザーがアンインストールしない限りユーザーのシステムに残っているので、まだアンインストールされていない方は、Adobeが配布しているアンインストーラーを利用してFlash Playerをアンインストールすることをお勧めします。

アンインストーラーをダウンロードして実行する

AdobeのFlash終了までのタイムライン

  • 2016年06月14日
    ▶ WWDC 2016に合わせて、WebKitチームがSafari v10以降、Adobe FlashやJava, Silverlight, QuickTimeなどのレガシープラグインを段階的に無効/廃止していくと発表。

  • 2016年09月20日
    ▶ macOS 10.12 Sierraと同時にリリースされたSafari v10で、Adobe FlashやJava, Silverlight, QuickTimeといったレガシィープラグインがデフォルトで無効に。

  • 2016年11月09日
    ▶ Safari Technology Preview v17でSafari Extensions(.safariextz)でのNPAPIプラグインを廃止

  • 2017年07月25日
    ▶ AdobeはAppleやFacebook、Google、Microsoft、Mozillaと協力し、Flash Playerの配布およびアップデートを2020年末までに終了すると発表。

  • 2018年03月21日
    ▶ Microsoft SilverlightやJava RuntimeなどAdobe Flash以外のレガシーNPAPIプラグインを非サポートとしたSafari Technology Preview v52がリリース。

  • 2018年09月17日
    ▶ macOS 10.12 SierraやmacOS 10.13 High Sierra、macOS 10.14 Mojave向けにリリースしたSafari v12でJavaやMicrosoft SilverlightなどAdobe Flash以外のNPAPIプラグインを廃止 。

  • 2019年04月19日
    ▶ Safariでほとんどのインターネットプラグインのサポートを終了し、インターネットプラグインを必要としないHTML5 Web Standardへ移行すると発表。

  • 2019年09月03日
    ▶ macOS 10.13 High SierraおよびmacOS 10.14 Mojave向けのSafari Technology Preview v79で5 x 5ピクセル以下の全てのFlahプラグインを完全にブロック。

  • 2020年01月23日
    ▶ macOS 10.14 MojaveおよびmacOS 10.15 Catalina向けの「Safari Technology Preview v99」でAdobe Flashプラグインが完全に廃止。

  • 2020年06月27日
    ▶ 2020年秋にリリースするmacOS 11 Big SurのSafari v14でAdobe Flashのサポートを終了すると発表。

  • 2020年12月31日
    Adobe Flash Playerのサポート(配布およびアップデート)が終了

  • 2021年01月12日以降
    ▶ Flash PlayerでのFlashコンテンツの実行をブロック

コメント

  1. 吉野浩介 より:

    Flash PlayerでのFlashコンテンツとは、どのコンテンツのことを言っているのでしょうか?ちなみに、自分のPCにAdovのFlash Playerが入っているのかどうかもわかりません。ちなみにMAC PCを使用しています。

  2. タスクマ より:

    利用しているスクリーンセーバーがFlashファイルだった場合、画面が真っ白になる。Windows 10で確認したが、Macでは未確認。
    まさかのスクリーンセーバー。これのアンインストール方法が知りたいかも。

  3. とし より:

    お気に入りのスクリーンセーバーが見られなくなってしまった。
    何とかできないものでしょうかねぇ?

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