macOS 11 Big Sur Betaではサードパーティ製バックアップアプリがBig Surのシステムボリュームのバックアップを作成できない仕様になっているそうです。詳細は以下から。
Appleは2020年06月に開催したWWDC20後、開発者に対し次期macOS「macOS 11 Big Sur」のBeta版を提供していますが、macOSの起動可能なバックアップを作成できるバックアップユーティリティ「Carbon Copy Cloner (以下、CCC)」を開発する米Bombich Softwareによると、Big SurのBeta版ではサードパーティ製バックアップユーティリティがmacOSのシステムボリュームのバックアップを取ることができなくなっているそうです。
This build continues our beta testing cycle for macOS “Big Sur” 11. In the current macOS beta, CCC will create data-only backups of any Big Sur startup volumes. Apple’s APFS replication utility is not currently capable of replicating a Big Sur System volume. We’re working with Apple to develop the functionality within macOS that will allow third-party backup applications to continue making backups of macOS System volumes.
CCC v5.1.21 b1のリリースノートより
これはAppleのAPFSユーティリティがBig Surのシステムボリューム(Systemコンテナ)の複製を禁止しているためで、macOS 10.15 Catalinaで別コンテナに分離されたUser Dataのバックアップはこれまで通り可能なため、CCCをBig Sur Betaで利用するとdata-only backup (Macintosh HD – Dataのみのバックアップ)を行うようになっているそうです。
AppleはmacOS 11 Big Surでシステムボリューム(Systemコンテナ)を暗号化された署名付きのシステムボリュームにアップデートし、macOSアップデート時にはシステムボリュームのAPFSスナップショットにアップデートを適用、その後置き換えるという「Snapshot Based Updates」の採用を予定しているため、この機能の導入が今回の仕様の変更に関連しているかのかもしれませんが、
現在のところ、macOS 11 Big Surで起動可能なバックアップを取る手段はmacOSデフォルトのバックアップ機能「Time Machine」しかないため、Betaユーザーの方は注意してください。
- Carbon Copy Cloner – Bombich Software
コメント
極めてシンプルでいいから、それなりの速度でクローン作れるのをAppleで出してほしい
CCCとか売れなくなるだろうけど
CCCで丸ごとクローンは最後の頼みの綱だったがもう無理か。
Time Machineはバックアップ作成時に、たまに整合性が取れずにバックアップが終わらなくなる不具合があり、一度この不具合が発生すると、そのバックアップディスクには追加スナップショットが二度と作れなくなる。CCCのほうが安定している印象。
CCCが使えなくなるのなら、Catalinaのサポートが切れる前に、急いでWindowsに乗り換えなきゃな。
Time Machineはバックアップ作成時に、まれに整合性が取れずにバックアップが終わらなくなる不具合があり、一度この不具合が発生すると、そのバックアップディスクには追加スナップショットが二度と作れなくなる。CCCのほうが安定している印象。
CCCが本当に使えなくなるなら、Catalinaのサポートが切れる前に、急いでWindowsに乗り換えないと。
Time Machineはバックアップ作成時に、まれに整合性が取れずにバックアップが終わらなくなる不具合があり、一度この不具合が発生すると、そのバックアップディスクには追加スナップショットが二度と作れなくなる。CCCのほうが安定している印象。
CCCが本当に使えなくなるなら、Catalinaのサポートが切れる前に、急いでWindowsに乗り換えないとなぁ。