Zoomが待機室やミーティングのパスワード設定をデフォルトで有効にした「Zoom 5.0」アップデートを今週中にも公開するそうです。詳細は以下から。
新型コロナウィルス(COVID-19)の影響により自宅学習やリモートワークを行う人々が増え、ユーザー数が2億人を突破したビデオ会議サービス「Zoom」には、2020年03月からMac/Windowsクライアントなどに複数の脆弱性が発見され、ZoomのEric S. Yuan CEOは今後90日間はエンジニアリング・リソースをプライバシーとセキュリティ問題のに集中させると発表し、
Zoom for Mac/Windowsでいくつかのマイナーアップデートを行ってきましたが、本日(現地時間2020年04月22日)、その90日間の最初の成果としてマイルストーンとなる「Zoom 5.0」アップデートが今週中にもリリースされる事が、公式ブログで発表されています。
Today we announced robust security enhancements with the upcoming general availability of Zoom 5.0, a key milestone in our 90-day plan to proactively identify, address, and enhance the security and privacy capabilities of the Zoom platform. By adding support for AES 256-bit GCM encryption, Zoom will provide increased protection for meeting data and resistance against tampering.
Zoom Hits Milestone on 90-Day Security Plan, Releases Zoom 5.0 – Zoom Blog
Zoom 5.0
Zoom 5.0の目玉はAES 256-bit GCM暗号化の採用のようですが、こちらはZoom Meetingはもちろん、Zoom Video WebinarやZoom Phone dataにも採用されるためシステム全体のアカウントが移行されるのは5月30日になるそうで、それ以外ではホストのミーティングウィンドウ下に表示され、ミーティングのロックや待機室の有効化などの機能をまとめた「セキュリティアイコン」(導入済み)や、
このセキュリティ・アイコンからユーザーをZoomに報告できる機能、その他、待合室やミーティングのパスワード設定がデフォルトでONになり、ミーティングの管理者はそのパスワードの複雑さ(長さや英数、特殊文字など)を定義できるようになります。
また、ミーティングをZoom Cloudに記録できる有料サービス「クラウドレコーディング」にアクセスする際にもパスワードがデフォルトで必要となり、複数のアカウントをリンクし連絡先を共有する機能やビジネスプラン以上でダッシュボードからミーティングで使われているZoomデータセンターが確認できるようになるそうです。
Zoom 5.0に含まれているいくつかの機能は既に利用可能で、Zoom Meeting v5.0クライアントのリリース日は明記されていませんが、どうやら今週末にはロールアウトが開始されるようで、Zoomのダウンロードセンターかクライアント内のアップデートから行うことが可能になるとコメントされています。
Hi Dan – Zoom v5.0 will be released this weekend. Many of the features in this blog post are on v4.6! https://t.co/C3vU7gEPS0
— Zoom (@zoom_us) April 22, 2020
Many of the above features are available today. Report a User and our new encryption standard will be supported in Zoom 5.0, releasing within the week. To update your Zoom app, please visit zoom.com/download or update within the client.
Zoom Hits Milestone on 90-Day Security Plan, Releases Zoom 5.0 – Zoom Blog
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