iCloud Drive上に保存したファイルの内容を削除して0byteにすると、元のファイルに復元されてしまう問題が発生しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2020年02月06日、開発者向けに「macOS Catalina 10.15.4 beta 1」や「iOS 13.4 beta 1」などを公開し、同バージョンでは2020年春に提供が予定されているiCloud Drive上のフォルダを他のユーザーの共有する「iCloud Drive フォルダ共有」のテストが開始されていますが、それに伴ってか、iCloudサーバー側でアップデートが行われたようで、現在、iCloud Drive上で0(zero) byteファイルを作成すると元のファイルに戻されるという問題が発生しているそうです。
iCloud Drive servers recently started reverting all 0 byte files to the last non-empty version. Not a problem for most apps, but all plain text editors now have a bug where it’s impossible to remove all content from a file.
— Anton Sotkov (@antons) February 6, 2020
この問題を報告しているのはiA Writerを開発しているAnton SotkovさんやBBEditユーザーなどで、現在、以下のようにiCloud Drive上に保存してあるテキストファイルを開き、ファイルの内容を削除して0 byteにすると、0 byteにしたはずのファイルが強制的に元の状態に復元されるようになっています。
Sotkovさんがコメントしている通り、ほとんどのアプリケーションは0 byteファイルを作成しないため問題ないと思われますが、iA WriterやBBEdit、CotEditorなどの一部のエディタはiCloud Drive上のファイルの内容を完全に削除することが出来なくなっているので、注意してください。
追記
この不具合により、iCloud Drive上に同じ名前のファイルが複数作成され、アプリのクラッシュにつながっているようなので、実験される方は注意してください。
コメント
ここ数年のapple betaはアルファ以下の品質なんでもう使っていないが、リリース版使ってる人間にも影響及ぼすクソ品質になったか……
0バイトだと変化がないと誤認して、クラウド上で保存がされず、ユーザーから見て中身が復元したように見えるのかな?
>ユーザーから見て中身が復元したように見えるのかな?
それもありますが、この現象の問題は0byteでないファイルを0byteにすると、そのファイルが復元され、されに別の0byteファイルも作成されるため、通常は許されない同じファイル名のファイルが2つ以上出来、iOSアプリのクラッシュにつながっているようです。
テキストエディwww
すみません、Typoです。
先程修正したので、午後には更新されていると思います。
エディ → エディタ