macOSを再起動時するさいに自動的にリカバーパーティションやApple Diagnosticsから起動させることができるユーティリティ「Recovery Selector」がリリース。

Apple Diagnosticsから起動する Mac
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 macOSを再起動時に自動的にリカバーパーティションやApple Diagnosticsから起動させることができるユーティリティ「Recovery Selector」がリリースされています。詳細は以下から。

Recovery Selector

 BootCamp領域のバックアップユーティリティ「Winclone」などを開発&販売している米イリノイ州のソフトウェア会社Twocanoesでチーフ・ソフトウェアエンジニアを務めるTim Perfittさんは現地時間2020年01月26日、Macの輝度やボリューム、起動ディスクの情報を保存するファームウェア「NVRAM」を操作するnvramコマンドにドキュメントに記載されていないオプション”internet-recovery-mode”を発見したそうです。

 このオプションを利用すれば、実行したMacを次回の起動時(再起動時)にmacOSを復元/修復するリカバリーパーティションまたはインターネット・リカバリー、Macのハードウェアに問題がないかを検証するApple DiagnosticsまたはインターネットからのApple Diagnosticsを実行させることができるそうで、これをGUI化した「Recovery Selector」というアプリも新たに開発&公開されています。

Recovery Selector installer

 通常、リカバリーパーティションやApple Diagnosticsから起動する場合は、macOSがブート時にCommand + R(macOSのバージョンまたはT2チップの有無により異なる)やDキーを押したまま起動する必要がありますが、Recovery Selectorを利用すれば、再起動前に通常選択できないパーティションを選択することが可能で、

Apple Diagnosticsから起動する

使い方は、アプリケーションフォルダにインストールされた「Recovery Selector」を起動。macOSのシステム環境設定アプリの[起動ディスク]と同じく、macOSの再起動時に利用したいパーティションを選択するだけで、ソースコードは全てtwocanoesのリポジトリに公開しているので、macOSのインストールやメンテナンスを行っている方は利用してみてください。

nvramコマンドの”internet-recovery-mode”値はMacBook Pro (16-inch, 2019)などApple T2チップを搭載したMacでのみ動作するそうです。

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