Appleがこれまでに販売した全ての「Apple II」に使われたトランジスタの数より、「iPhone 11 Pro」2台に使われているトランジスタ数の方が多いそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年09月10日にApple本社のキャンパス内にあるSteave Jobs Theaterにてスペシャルイベント「By innovation only.」を開催し、その中でA13 Bionicを搭載した「iPhone 11」および「iPhone 11 Pro」シリーズを発表しましたが、Appleの社員番号8番で現在もXcodeなどの開発に携わっているChris Espinosaさんによると、iPhone 11 Pro 2台に使わっれているトランジスタの数はApple(Apple Computer)が発売した「Apple II」全てに使われたトランジスタの数より多いそうです。
For comparison, *two* iPhone 11 Pro phone processors contain more transistors than we shipped in all the 6502s in all the Apple IIs we ever made.
— Chris Espinosa (@cdespinosa) September 10, 2019
About six million. The 6502 has about 3,500 transistors (compared to the 8,500,000,000 on the A13 Bionic)
— Chris Espinosa (@cdespinosa) September 10, 2019
Appleが1977年に発売を開始したApple IIシリーズはトランジスタを3,510個搭載したMOS Technologyの「MOS 6502」を採用しており、1993年に販売が終了するまで同シリーズは約500~600万台販売されたそうですが、一方で新しいiPhone 11 Proに搭載されているA13 Bionicは7nmプロセスのトランジスタを85億搭載していると発表されていました。
これを元に500万台のApple IIのMOS 6502と、2台のiPhone 11 ProのA13 Bionicに搭載されたトランジスタ数を比較すると以下の通りで、iPhone 11 ProのA13 Bionic方が170億と数億ほど少ないですが、同じオーダーでiPhone 11 Proには空間認識に対応した超広帯域チップ「U1」なども含まれているので、使用されているトランジスタ数だけで考えれば、iPhone XXぐらいには全てのApple IIに使用されたトランジスタ数が1台に収まりそうです。
- Apple II : 3,500トランジスタ/台 x 5,000,000台 = 17,500,000,000
- iPhone 11 Pro : 8,500,000,000トランジスタ/台 x 2台 = 17,000,000,000
コメント
社員番号8番って古そうだと思ったら、
Byte Shopで出会い(!)、14歳でAppleで働き始めたのか。未だにXcode(ある意味最先端)の開発に関わっているとか、すごいAppleで仕事してる歴史のあるお人なのね
正直トランジスタの数を比べるというのはしょうもないと思うけどw
過去を振り返る前に、まともな製品を…
どうでもいい比較だなあ
この比較に何の意味が…
こういうどうでもいい事でドヤりだすといよいよ終わりって感じがする。
すでに終わってるような…
別にドヤってるとかそういうことじゃなくて、それだけ時代が進んだっていう個人の感想をツイートしてるだけでしょ。