ディスプレイの色温度を日の入り後に自動調整してくれるmacOSの「Night Shift」機能を北極圏付近で利用すると、白夜期間中Night ShiftデーモンがCPUを使い続けてしまうもよう。

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 日の入り後のディスプレイの色温度を自動調整してくれるmacOSの「Night Shift」機能を北極圏付近で利用すると、白夜の影響でcorebrightnessdデーモンが2ヶ月近くCPUを使い続けてしまう不具合が確認されて話題になっています。詳細は以下から。


 Appleは2016年03月にリリースしたiOS 9.3および2017年05月にリリースしたmacOS Sierra 10.12.4で、位置情報(またはマニュアルで)と環境光センサーを利用して日の入り後にディスプレイの色温度を調整し、ブルーライトをカットしてくれるNight Shiftを導入しましたが、

夜間に明るいブルーライトにさらされると、24 時間周期の体のリズムに影響が生じて寝つきが悪くなることがあるという研究結果もあります。Night Shift はコンピュータの時計と位置情報を使って現在地の日の入りの時刻を推定し、その時刻が過ぎると、ディスプレイの色を暖色系の色域に自動的に切り替えてくれます。朝になると通常の設定に戻ります。

Mac で Night Shift を使う方法 – Apple サポート

元TwitterやWWFの開発者で現在はTwitchの主任開発をされているAustin Johnsenさんによると、ノルウェーやカナダなどの北極圏でこの機能を利用すると、白夜中は日が沈まないため、このNigh Shiftのデーモンがループしてしまう不具合が確認されたそうです。

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Night Shift

 Austinさんは北極圏(ノルウェー)にNight Shiftのスケジュール機能をONにしたMacBookを持っていったところ、CPU使用率が120%を超えMacBookのファンが唸りを上げていたことに気づいたそうで、プロセスを確認したところ”corebrightnessd”というデーモンが暴走していたそうです。

 このcorebrightnessdはmacOSのNight Shift機能を管理するデーモンで、Austinさんの推測が正しければ、このデーモンは白夜中暴走し続けるため、ノルウェーなどでは数ヶ月に渡り”corebrightnessd”がCPU使用率を押し上げると思われます。

白夜とcorebrightnessd

DESCRIPTION
corebrightnessd Manages Night Shift. corebrightnessd should not be invoked directly.

man page corebrightnessd section 8 – Manpagez.com

対策

 この不具合が常に発生するかは定かではありませんが、”corebrightnessd”デーモンが暴走するという問題はApple Support Communitiesにいくつか報告[1, 2]されており、解決策としてはシステム環境設定アプリの[ディスプレイ] → [Night Shift]タブから「スケジュール:[オフ]」を選択することで、このデーモン自体が止まるそうです。

Night Shift OFF

 TwitterやHacker Newsでは「iOSでも同様の問題があるのか?」や「シリコンバレーの開発者は太陽が沈まないことを知るべきだ」、「これは”Edge case“を常に考慮し、緯度と経度に極端な値を入力してテストしていれば発見できた」といった意見が出ているので、興味のある方はチェックしてみてください。

この問題に関しては既に何人かの方がAppleにバグレポートを送ったそうなので、北極圏にMacを持っていかれる方はテストしてみてください。

コメント

  1. 匿名 より:

    北極圏だから寒くて辛かろうと考え
    周囲を温めようとしたに違いない

  2. 匿名 より:

    実際社畜だとNight Shift発動する時間の方が長くて、高い金出して買ったデバイスの殆どの時間を黄ばんだ画面で過ごすとかいう一種のプレイだよなw
    そのストレスの方が嫌だわ。