Appleが2019年7月1日をもってリモートからMacにアクセスすることが出来るiCloudの「どこでも My Mac」機能が全てのmacOSで利用できなくなると発表しています。詳細は以下から。
Appleは2018年08月、2007年にリリースしたMac OS X 10.5 LeopardからサポートしてきたiCloudアカウント(当時は”.Mac”や”MobileMe”)で紐づけしたMacをリモートからログインできるようにするWide-Area Bonjourの「どこでも My Mac (Back to My Mac)」機能をmacOS 10.14 Mojaveで廃止すると発表&ユーザーに通知し、正式にリリースされたMojaveではiCloudのシステム設定パネルからこの項目がなくなりましたが、
現地時間2019年05月31日にアップデートしたサポートドキュメントによると、Appleは2019年07月01日以降全てのバージョンのmacOSでこの「どこでもMy Mac」機能を利用できなくするそうです。
As of July 1, 2019, Back to My Mac service will no longer be available in any version of macOS. You can use these alternatives for file access, screen sharing, and remote desktop access.
How to transition from Back to My Mac – Apple Support
どこでもMy MacはNAT-PMPおよびUPnPプロトコルとポート設定が必要で、Appleはこの機能の簡易設定を行えるWi-Fiルーター「AirMac/AirPort」の販売を終了し、現在はセキュリティアップデートのみを提供するのみとなっています。
どこでもMy Macの代替サービス
Appleは既に案内していたとおり、「どこでもMy Mac」の代替サービスとしてiCloud Driveや画面共有、Apple Remote Desktopなど以下のようなサービスをあげており、GoogleのChrome リモート デスクトップやEdoviaのScreens Connectなどサードパーティサービスも充実しているので、リモートデスクトップ環境が必要な方はそちらも検討してみてください。
- どこでもMy Macの代わりに利用可能なサービス
- iCloud Drive を使って複数のデバイスからファイルにアクセスする
- 画面共有機能を使ってほかの Mac にアクセスする
- Mac を Apple Remote Desktop でリモート管理する
- How to transition from Back to My Mac – Apple Support
コメント
昔使ってたけど今は画面共有のVNCをSSHトンネリングでアクセスしてる。
Screens Connectもそれとやってることは同じだった。