Mac/Win/Linuxのクロスプラットフォームに対応したWebベースのターミナルエミュレーターHyperがWebGLレンダラーを採用した「Hyper v3」を正式にリリースしています。詳細は以下から。
米サンフランシスコのSaaS▲ZEITは現地時間2019年05月06日、今年01月からBeta版を公開し開発を続けてきたクロスプラットフォームに対応したオープンソースのターミナルエミュレータ「Hyper」のメジャーアップデートとなる「Hyper v3.0.0」を正式にリリースしたと発表しています。
Hyper 3 is finally out! The primary focus for this release is performance.The latest version includes several enhancements that make Hyper really fast. For those of us who spend a significant amount of time on the command line, this release is a total game changer.
Hyper 3 – Hyper Blog
Hyper 3
Hyper v3.0.0は「パフォーマンスにフォーカスしたアップデート」の言葉通り、新たにWebGLレンダリングエンジン(レンダラー)が追加され、ターミナル上の表示がこれまでのCanvasと比較してより高速になったほか、
Major Changes
- WebGL renderer #3368
- Upgrade Electron to v4: #3329
- Emoji support
- Fix cols/rows in cursorFrame returned by onCursorMove: #3547
zeit/hyper: A terminal built on web technologies – GitHub
pty(pseudoterminal)による起動時間の短縮、バッチ処理によりIPC(Inter-Process Communication)のオーバーヘッドを削減するなどして高速化され、フレームワークとして採用しているElectronもv1からv3アップデートし、絵文字もサポートしたためコミットメッセージなどに使われる絵文字も使用/表示可能となっています。
Hyper v3.0.0ではElectron v4への完全な移行やCanvasの廃止などは不具合や互換性の問題により行われなかったそうですが、WebGLでの表示は体感できるほど速いので、興味のある方は試してみてください。
- Hyper 3 – Hyper Blog
- zeit/hyper: A terminal built on web technologies – GitHub
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