クラウドストレージをMacのローカルストレージのようにマウントできる「Mountain Duck」が次期v3.0アップデートで、ディスク容量を節約できるオフラインモードとスマートシンクに対応するそうです。詳細は以下から。
Mac/Windowsのクロスプラットフォームに対応したFTP/SFTPクライアント「Cyberduck」シリーズを開発しているスイスiterate GmbHは2016年よりDropboxやOneDriveなどのクラウドストレージをマウントし、Mac/Windowsのローカルストレージのように利用できるユーティリティアプリ「Mountain Duck」を開発&販売していますが、現在このMountain Duckの時期メジャーアップデートとなるv3.0のPublic Beta版が公開されています。
Like Dropbox for any cloud storage with smart synchronization. Files are synchronized to your local disk when opened to allow offline usage and changes are uploaded in the background as soon as a connection is available. You can also explicitly select files and folders available for offline use.
Mountain Duck v3.0 Public BetaのChangelogより
Offline Mode
Mountain Duck v3.0ではMicrosoftのOneDrive for Macクライアントがサポートした「ファイル・オンデマンド(Files On-Demand)」と似た「オフラインモード(Offline Mode)」機能がサポートされ、この機能によりユーザーはクラウド上にある全てのファイルをダウンロードせず、必要なファイルのみをローカルにダウンロードし、不要になったら削除してローカルストレージの容量を空けることができるようになります。
- Feature Local cache of remote storage to work with when offline
- Feature Explicitly select files or folders to be available offline using context menu
- Feature Automatically add files to local cache for offline access when opened
Mountain Duck v3.0 Public BetaのChangelogより
Smart Synchronization
また、Mountain Duck v3.0ではDropboxが2017年からPro/Businessユーザー向けに提供している「スマートシンク(Smart Synchronization)」もサポート予定で、この機能もオフラインモードと同じようにローカルストレージを節約する機能ですが、
スマートシンク(オンラインのみ設定)ではインデックスファイルとメタデータがローカルストレージに保存され、オフライン状態でもファイルの検索やプレビューが可能で、ファイルを開くとクラウドからコンテンツがダウンロードされ、変更が行われるとサーバーと自動的に同期されるようになっています。(選択型同期も可能)
Mountain Duckの価格はMac App Storeで4,800円ですが、公式サイトではトライアル版も公開されており、公式サイト版に限りPublic Beta版にアップデートできるので、興味のある方は利用してみてください。
- Mountain Duck – Mountain Duck
- Changelog – Mountain Duck
コメント
Mountain Duckって1台につき1ライセンスなんでしょうか?
1人1ライセンスで、その人の所有しているMacなら何台でも利用していい(per-seat basis)そうです。MacAppStore版と同じですね。
ttps://mountainduck.io/buy/eula/
License
Mountain Duck is licensed on a per-seat basis. You have to buy a license for everyone who wants to use the software. One license can be used on any number of computers as long as it is the same user accessing the software.