AppleはDeveloper Programメンバーに対し2019年2月27日以降、開発者向け関連サイトなどへのサインインに2ファクタ認証が必要になると通知しています。詳細は以下から。
Appleは現地時間2019年02月13日、Apple Developer Programメンバーに対し2019年02月27日以降、開発者アカウントやCertificates, Identifiers & Profiles(証明書、ID、プロファイル)へサインインする際の2ファクタ認証を要求するとメーリングリストにて発表しています。
In an effort to keep your account more secure, two-factor authentication will be required to sign in to your Apple Developer account and Certificates, Identifiers & Profiles starting February 27, 2019. This extra layer of security for your Apple ID helps ensure that you’re the only person who can access your account.
メーリングリストより
AppleはiOS 10.3およびmacOS Sierra 10.12.4でApple IDの作成時に2ファクタ認証をデフォルト化し、iOS 11およびmacOS 10.13 High Sierraへのアップデート時に2ステップ確認認証を2ファクタ認証へ自動アップデートしているので、Developer Programメンバーでまだ2ファクタ認証を利用していない方は少ないと思われますが、まだの方は管理されているApple IDのアップデートする事をおすすめします。
おまけ
Appleの2ファクタ認証(Two-factor authentication)と2ステップ確認(Two-step verification)は別のものです。
2 ステップ確認は 2 ファクタ認証と同じものですか?
いいえ。2 ファクタ認証の方が新しいセキュリティ強化の仕組みで、iOS、macOS、tvOS、watchOS、Apple の Web サイトに直接組み込まれています。利用するユーザ側にとってもより効率的になっていて、セキュリティの強化が求められる特定の機能を使う場合には、2 ファクタ認証が必須になります。iOS 9 または OS X El Capitan 以降を搭載したデバイスを 1 台以上所有している iCloud ユーザなら、2 ファクタ認証を利用できます。
[…]
2 ステップ確認は古いセキュリティ機能で、Apple 製のデバイスをお持ちでない方、デバイスをアップデートできない方、その他の理由で 2 ファクタ認証を利用できない方を対象に提供しています。Apple ID の 2 ステップ確認より
- Apple ID – Apple サポート 公式サイト
- 2 ステップ確認から 2 ファクタ認証に切り替える – Apple サポート 公式サイト
コメント
なんか、ここ最近のAppleは、
色々と対応が遅く感じるのは気のせいだろうか。。。
特に、セキュリティインシデントに対して。