W3CのWCAGが定めるテキストと背景のコントラスト比を簡単にチェックできるMac用カラーピッカー「Contraste」がリリース。

Contraste is a simple app 仕事効率化
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

 W3CのWCAGが定めるテキストと背景のコントラスト比を簡単にチェックできるMac用カラーピッカー「Contraste」がリリースされています。詳細は以下から。

Contraste is a simple app

 ContrasteはSketchアプリを開発するオランダBohemian CodingのデザイナーChristopher Downerさんが公開したMac用カラーピッカーアプリで、色覚異常の人もWebに掲載されたテキストを読めるようW3CのWeb Content Accessibility Guidelines (以下、WCAG)が定めるテキストと背景のコントラスト比を計算し表示してくれる機能があります。

Contraste is a simple app

Contraste is a simple app for checking the accessibility of text against the Web Content Accessibility Guidelines (WCAG).

Contraste is a simple app for checking WCAG – Contraste

 WCAG2.0の勧告では、テキストと背景のコントラス比はフォントサイズ18pt(日本語は22pt)以上で最低4.5:1のコントラス比を維持するように求められているため、Contrasteではコントラス比が4.5以上の2つのカラーを選択するとレベルAAでPASS、7以上のレベルAAAでGRATEの表示がされ、それ以下ではFAILと表示されるようになっています。

1.4.3 コントラスト (最低限) : テキスト及び文字画像の視覚的提示に、少なくとも 4.5:1 のコントラスト比がある。ただし、次の場合は除く: (レベル AA)

  • 大きな文字: サイズの大きなテキスト及びサイズの大きな文字画像に、少なくとも 3:1 のコントラスト比がある。
  • 付随的: テキスト又は文字画像において、次の場合はコントラストの要件はない。アクティブではないユーザインタフェース コンポーネントの一部である、純粋な装飾である、誰も視覚的に確認できない、又は重要な他の視覚的なコンテンツを含む写真の一部分である。
  • ロゴタイプ: ロゴ又はブランド名の一部である文字には、最低限のコントラストの要件はない。

達成基準 1.4.3 を理解する | WCAG 2.0解説書

 Contrasteアプリは無料で公開されており、同様のアプリにLyftのSam Soffesさんが開発したContrast(有料)というアプリもあるので、Webデザイナーの方はチェックしてみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました