Apple、2018年春のmacOS ServerアップデートでNetInstallやWebサイト、カレンダーサービスなどを非表示にし、将来的に廃止するそうです。詳細は以下から。
Appleは現地時間2018年01月24日、今年春に予定しているmacOS Serverでプリインストールされているサービスが大きく変更されることを説明し、その変更に備えるためのサポートページ「Prepare for changes to macOS Server」を新たに公開しています。
macOS Server is changing to focus more on management of computers, devices, and storage on your network. As a result, some changes are coming in how Server works. A number of services will be deprecated, and will be hidden on new installations of an update to macOS Server coming in spring 2018. If you’ve already configured one of these services, you’ll still be able to use it in the spring 2018 macOS Server update.
Prepare for changes to macOS Server – Apple Support
サポートページによると、macOS Serverは現在コンピュータやデバイス、ストレージの管理を行う目的にフォーカスされており、その結果2018年春のアップデートでカレンダーや連絡先、HDCP, DNS, メール, メッセージ, NetInstall, VPN, Webサイト, Wikiサービスが非表示になり、今後廃止されることが決定しているそうで、
In the “not sure what will be left” department, see the link below for changes coming to macOS Server in Spring 2018: https://t.co/I6yYvAFH4c #macadmin #macadmins
— Rich Trouton (@rtrouton) 2018年1月24日
利用者からは不満が出ているようですがiMoreのRene Ritchieさんによると、Appleはアップデートがボトルネックとなっているオープンソース・プロジェクトのサービスを廃止し、それらのサービスをオリジナルのソースからインストール&アップデートしてもらうことで、macOS Serverを禅の状態にしたい考えがあるようです。
今後macOS Serverで廃止されるサービス
Calendar
Contacts
DHCP
DNS
Messages
NetInstall
VPN
Websites
Wiki
- Prepare for changes to macOS Server – Apple Support
コメント
護送船団のようにOSの1パッケージとして提供するには無理があるというのは理解できるが、閉鎖的な姿勢とも受け取れるなぁ。
どのOSバージョンにどのパッケージがいいのか?みたいなのをもう少しコミュニティと協調したり資金投下するなどして支援していれば、話は分かるのだが。
それこそportsとかhomebrewのようなものをAppleが提供すれば文句も出まい。
オープンソースなんだから自由にやればいいのでは
プロプライエタリの塊のMSとは違ってmacOSは自由
ものすごい廃止予定の数だな
今までのを無しにして全く違う「Server」を出しますのほうがわかりやすいぐらいの
元々サービス自体はオープンソースの使って被せたGUIがApple製ってだけなもんだから、引き続き運用にはそれほど困らないだろうが、もう完全にmacOSでなくてLinuxでいいっていうか今後Linuxでやった方がわかりやすいだろうな的な
自力で保守できないのにFLOSS採用する過ちを棚に上げて、無責任なのを禅とか自由とか言い換えてごまかすのは利用者軽視も甚だしいね。
「コミュニティと協調」「Linuxでいい」のコメントには激しく同意。
OSSコミュニティに友好的って意味じゃ、今やMSの方が友好的だしなー。
プロプライエタリな部分に関してもMSはしっかり責任持ってる感じするけど、片やAppleは全然だしなー(APIの互換性だとかすぐに機能廃止したりさ。)