AppleがmacOSの自動ダウンロード機能を利用したmacOS 10.13 High Sierraの配布を開始しているので、OS X El Capitan v10.11.5以降のMacを利用されている方は注意してください。詳細は以下から。
TidBITSやTwitterなどによると、Appleは現地時間2017年09月25日に公開した「macOS 10.13 High Sierra」の配布をOS X/macOSの自動ダウンロード機能を利用して開始したようです。
No deferring this notification… #highsierra pic.twitter.com/I8vcodRNek
— Tarun Gangwani (@tarungangwani) 2017年11月13日
So I'm running OS X Sierra 10.12.6, got a Notification asking if I want to install High Sierra (the new OS), I say No, and by accident just now noticed its already been downloaded. Kind of wish they didn't do this, I never said to download a 5.21GB file. Remember Win10? pic.twitter.com/FGs29l8lzO
— Eric Rosko (@ericrosko) 2017年11月10日
If you’re running macOS 10.12 Sierra or earlier, and do not want to upgrade to 10.13 High Sierra right now, be careful because Apple has started pushing High Sierra to older Macs and making it all too easy to upgrade inadvertently. In short, if you get a macOS notification asking you to install High Sierra, click the Details button to launch the App Store app, and then quit it.
Apple Starts Pushing High Sierra on Unsuspecting Mac Users – TidBITS
自動ダウンロード機能
macOSの自動ダウンロード機能はOS X 10.11.5 El Capitanで導入、2017年10月にリリースされたmacOS 10.12 Sierraで初めて利用され、約4.78GBあるmacOS 10.12 Sierraのインストーラーをバックグラウンドでダウンロードさせるため、ディスクスペースやネット回線が圧迫されると話題になりましたが、(*1)
macOS 10.13 High Sierraでも以下の様に約5.21GBのHigh Sierraのインストーラーが自動でダウンロードされ、ダウンロードが終了しアップグレードが可能になると「High Sierraへアップグレード」という通知が表示されるようになっています。
High Sierra を自動ダウンロードで入手する
OS X El Capitan v10.11.5 以降をお使いの場合は、High Sierra がバックグラウンドでダウンロードされるので、Mac を格段とアップグレードしやすくなりました。ダウンロードが終わると、High Sierra をインストールできるようになったという通知が届きます。通知の「インストール」をクリックすれば、すぐに始められます。
AppleはmacOS 10.13 High Sierraの自動ダウンロードのロールアウトに伴い、11月08日頃からアップグレード通知用のアイコンなどのリソースが含まれている”macOSInstallerNotification”というパッケージをサイレントアップデートで配布しており、
この自動アップグレード機能で表示される通知は[インストール]と[詳細]の2つのオプションしか無く、[インストール]をクリックするとHigh Sierraのインストーラーが表示され、このインストーラーは通常閉じることの出来ない(CMD+Qで終了)ため、macOSの使い方に疎いユーザーやご両親のMacを管理してあげている方は以下の方法で自動ダウンロード機能を無効にしてあげて下さい。
自動ダウンロード機能を止める
自動ダウンロード機能を無効にしたい方はシステム環境設定アプリの[App Store]パネルから「✅ 新しいアップデートをバックグラウンドでダウンロード」のオプションを無効にするか、
ターミナルで以下のdefaultsコマンドを利用しSoftwareUpdateの”AutomaticDownload”値をFALSEにすることで、この機能を無効にすることが出来ます。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.SoftwareUpdate AutomaticDownload -boolean FALSE
おまけ
一般のユーザーの方が対象とならないので記事にしませんが、macOS 10.13/10.13.1ではMDMの設定プロファイルを利用してmacOSのスクリーンセーバ後にパスワード入力を表示するオプションを有効にしても、そのパスワード入力プロンプトが表示されず誰でもMacにアクセスできしまう不具合が発見されたそうなので、システム管理者の方は注意して下さい。
"Screensaver Security on macOS 10.13 is broken". Great find and write-up by our very own @wikiwalk https://t.co/xrcVyG0kfe
— Kolide (@Kolideco) 2017年11月14日
Expected Results:
Should be prompted for user password when moving mouse / trackpad / waking screen
Actual Results:
No password prompt, desktop is available. Computer is unsecured. We have no ability to remotely enforce the lock state of our devices.Number of devices affected: 1800+
rdar://35474480
コメント
何このBadUIの見本みたいなインストーラー…
不具合だらけなのにえらい自信だな、おいw
余計なことしないで欲しいなあ
せめて山積するバグ直してからやって
通りでこの何日かの間に、
周りの初心者がOS上がったって慌ててたわけだ。
ほんといい迷惑。
ああもうメチャクチャだよ
ベータテスター強制徴用かよ
仕事で使ってるから余計な事されると本当に困る
この全く要らない機能、近々絶対来ると思ってたわ
こんなん作ってる暇あるんだったらもっとまともなOS作ってくれよ
今別件でアップルのサポートとやり合っているが、
このOSいれて切り分けさせようとしやがった。
まだ古いOSサポート中だろ
という理由であくまで古いOSで調査させてる。
いまのHigh Sierraなんて、とてもじゃないけど使えない。PDFの問題に、透過PNGが透過じゃなくなる問題に、署名されたインストーラーすらブロックする迷惑なSKELに。ダウンロードしたインストーラーは私は削除しました。
3週間ほど前に El Capitan を再インストールしようと option+command+R したら High SierraのMac OS ユーティリティがダウンロードされましたけど、やっぱりゴリ押しだったんでしょうか。ディスク消去した後に気づいたので仕方なくインストールしましたが…。
「macOSアップデートをインストール」のチェックボックス外しておけば、ダウンロードするだけなんだから別に構わないな。
相変わらず、余計なお世話が多い。
他に気を使うところあるだろう!!