OS X 10.11.4のGatekeeperに不具合があり、正当なDeveloper IDで署名されたプラグインが利用できない状態になっているそうです。詳細は以下から。
元Appleのソフトウェアエンジニアで、現在はMarsEditなどの開発を行っているDaniel Jalkutさんなど複数の開発者によると、OS X 10.11.4のGatekeeperに不具合があり、Appleに認証されたDeveloper IDで署名されたPreference Paneプラグインなどが利用できない状態にあるそうです (Radar #25468728)。
10.11.4 Gatekeeper seems to be broken for non-app bundles. Heads up to devs shipping prefpanes, screensavers, plugins, etc.
— Paul Kim (@Mr_Noodle) 2016年3月30日
More on the preference pane issue. Apple should fix this to protect reputation of 3rd parties and Gatekeeper itself. https://t.co/izcR4yimSv
— Daniel Jalkut (@danielpunkass) 2016年3月31日
Apparently, the validation process that Apple applies to downloaded software, Gatekeeper, fails to validate OS X preference panes, even if they are signed with a legitimate Developer ID code signature.
検証
この不具合による影響はPreference Paneプラグインやスクリーンセーバー、DashboardウィジェットなどでDanielさんのブログにも記載されている通り、Appleの公式ツール「Network Link Conditioner」プラグインでさえ開発者が確認できないプラグインとしてGatekeeperによりブロックされてしまいます。
今回の不具合はMacアプリのインストールには影響しておらず、影響を受けるのは一部ユーザーや開発者の方々だと思われますが、これらを利用する方は自己責任でGatekeeperをOFFにして利用するしかないようです(システ環境設定から[セキュリティとプライバシー]で「すべてのアプリケーションを許可」に)。
関連リンク
- Bad Preference Gatekeeper – Bitsplitting.org
- OS X:Gatekeeper について – Apple
コメント
Appleの公式プラグインをブロックするGatekeeperてどこ製?Sony?Microsoft?
もちろんAppleがつくって、OS Xに内蔵しているもの。
やっぱりか… 何回このまま開く押しても開かないから全て許可に一時的にしたけど。
開発環境でXcodeプラグインが弾かれた件もこれに関係してそう。。。