Adwareに感染したMacからAdware関連ファイルを検索&削除してくれるMac用アプリ「AdwareMedic」を使ってみました。詳細は以下から。
以前 OracleのJava for MacにAskのAdwareが統合されたニュース[1, 2]や、米CNETのDownload.comからダウンロードしたインストーラーにAdwareが組み込まれているというニュース[1]を検証した際、Parallels Desktopに構築した仮想マシーンにこれらのAdwareをインストールし放置していましたが、そのまま消してしまうのも もったいないと思い前々から気になっていたAdware削除アプリ「AdwareMedic」を試してみました。
AdwareMedic
AdwareMedicはMac系の有名なセキュリティブログ「The Safe Mac」の管理人で元REALbasic開発者、現在は専業主夫“stay-at-home dad”をしているThomas Reedさんが開発&メンテナンスを行っているアプリで、Thomasさんが発見または報告されたAdwareをMacから検索し削除してくれるアプリです(旧AdMedic/Adware Removal Tool)。
AdMedic is now AdwareMedic – http://t.co/arDVmlky7a
AdwareMedicの開発は2013年から進められており、ドネーションウェアで無料で使用することも可能。ユーザーマニュアルや検索されるAdware一覧も公開(XML)されています。
使ってみた
仮想環境(Parallels Desktop)には複数のAdwareがインストールされており、Safariであるキーワードを検索するとそのキーワードに関連した商品が表示されたり、急にポップアップが表示されたりする状態になっています。
この状態で公式サイトからAdwareMedicをダウンロードしてインストール。アプリを起動したら”Search for Adware”を押すだけでAdwareの検索が始まります。
検索が終わると”Adware directed!”ウィンドウが開き、MacにインストールされていたAdwareやそれらの関連ファイルが一覧として表示されます。(Oracle Javaに統合されたAsk.com ToolbarのSafari 機能拡張”.safariextz”は既にアンインストールしていましたが、AdwareMedicはAsk.com Toolbarのフレームワークも検出してくれました)
検出されたAdwareを削除したい場合は左側のチェックボックスをONにして”Remove Selected Adware”を押せばAdwareとそれに付随するファイル全てが削除されます(Adwareを削除する前に管理者パスワードを求められ、SafariやFirefoxなどのブラウザが全て終了させられます)。
全ての削除が終了するとMacが再起動されAdwareの削除が完了します。Adware削除後のSafariでは関連広告が出ることもありませんでした。
AdwareMedicには現在 DownliteやMacShop, FlashFree, Conduit, Ask Toolbarなど26種類のAdwareが登録されており、一般的なウィルス対策アプリのように常駐タスクも起動せず Adwareの検索&削除だけをしてくれるので、興味のある方は関連リンクからどうぞ。
- AdwareMedic – The Safe Mac
- Mac security news – The Safe Mac
コメント
凄い専業主夫がいたもんだ…
detectedがdirectedになってるぞよ