「あなたのiPhoneはウィルスに感染しています」といった警告を出し、不要なアプリをインストールさせようとするポップアップ広告が日本語&iPhoneに対応し流行してきているようです。詳細は以下から。
「無題な濃いログ」さんによると、このポップアップ広告は2014年11月頃から出現し、以下の様に「デバイスがウィルスに感染したため、hogehogeアプリをインストールしウィルスを除去しましょう」という主旨のポップアップを表示しApp Storeへ誘導するというもので、
- バッテリーが (x) 個のウイルスによって激しく破損しています!
- ご使用の携帯は危険にさらされています!ご使用のApple iPhone (xx)個の悪質なウィルスが見つかりました
- アダルトコンテンツのサイトを閲覧したのが原因で、お使いのApple iPhoneに危険なウィルスが見つかりました
以前見かけた際はUAでiOSデバイスと判定されてもGoogle Playが開きましたが、ここ数日以内で確認した際にはApp Storeの「360 Security」アプリへ移動するようになっていました。
[*右から英語版、Android版、iOS対応版?]
360 Securityは中国のセキュリティ企業「奇虎360」が開発している総合セキュリティアプリで、Android版にはデバイスのクリーンアップやアンチウィルス機能がありますが、iOS版は写真圧縮機能とバッテリーチェック機能しか無いためウィルス対策アプリとしては利用できませんが、
中国発セキュリティアプリ「360セキュリティ」、日本ユーザー獲得に本腰 http://t.co/QS8shzlOsm
中国の大手セキュリティ企業である奇虎360グループの360モバイル・セキュリティ・リミテッドは8月18日、Android端末向けのセキュリティアプリ「360セキュリティ」の日本市場での戦略を明かした。
iOS版は11月にリリースされたばかりのためキャンペーン用の広告を掲載しているようで、TwitterやYahoo知恵袋[1, 2, 3, 4]にも同様の報告がなされているので注意して下さい。
*iOS版 360 Securityは悪質なアプリではなく、ユーザーによっては不要なアプリ[PUA]で、場合によってはこのアプリ以外へ誘導される場合もあります。
おまけ
このポップアップ広告は今年7月に流行した「iOSクラッシュレポート」や「iPhone 7のテストユーザー」フィッシング詐欺ほど悪質ではなく、[OK]をクリックしてもApp Storeが開かれるだけですが、どうしても[OK]を押したくない方は以下の方法を試してみてください。
- [OK]を押さずに設定アプリを起動
- 機内モードをONに
- Safariの設定へ移動し「履歴とWebサイトデータを消去」
- 「ポップアップブロック」や「詐欺Webサイトの警告」がOFFになっている場合はONに
- 機内モードをOFFに
- Safariを一旦終了し、再度起動すればポップアップが消えています
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