iOS 9とiOS 8を搭載したiPhone 4sの比較ベンチマークテストをしてみた。

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 iOS 9とiOS 8を搭載したiPhone 4sで比較ベンチマークテストをしてみました。詳細は以下から。


iOS9-Release-Hero


 2011年に発売されたiPhone 4sはApple Dual Core A5チップ、512MB RAMというスペックながらiOS 9のシステム要件を満たしており、iOS 9をサポートする最低スペックのiOSデバイスということでiOS 8とiOS 9をインストールしたiPhone 4sを使用し比較ベンチマークを行ってみました。


iOS8-vs-iOS9-Hero

GeekBench 3

 まずクロスプラットフォーム対応のベンチマークアプリ”GeekBench 3”でシステムのベンチマークを行ってみました。結果は以下の通りで、3回試行しましたがiOS 8とiOS 9を搭載したiPhone 4sのSingle-, Multi-Coreスコアとも~5%ほどしか差は見られず、Single-Coreが215、Multiが405前後という結果になっています。


iOS8-vs-iOS9-Geekbench

SunSpider

 JavaScriptベンチマークである”SunSpider”ではiOS 8のSafari 8がTotal 1780、iOS 9のSafari 9がTotal 1960程度と約10%ほどスコアが上昇しており、Webkitの最適化がさらに進んでいることが分かります。


iOS8-vs-iOS9-iPhone4s-SunSpider-Benchmark-2

ユーザービリティ

 iPhone 4sユーザーが最も気になるのがiOS 9を搭載したiPhone 4sのアプリの起動や終了、切り替えなどのユーザービリティだと思いますが、iOS 9ではアプリの切り替えジェスチャーが刷新されており、アプリを重ねて表示することにより、バックグラウンドのアプリがより大きく表示され、切り替えや終了がスムーズに行える一方、


iOS8-vs-iOS9-iPhone4s-Switch-apps

 アプリの起動にはiOS 8と比較して多少の遅延(いわゆる”もっさり感”)が感じられると思われます。(iPhone 4sはQuickTimeでのスクリーンキャストに対応していないため、以下の動画はReflector 2 for Macを利用して録画していますが、iOS 9のiPhone 4sのアプリの起動がワンテンポiOS 8のiPhone 4sより遅れているのが確認できると思います)




 以上、iPhone 4sをiOS 9へアップデートしてもパフォーマンスに劇的な変化はありませんが、新しいジェスチャーや新機能によって多少快適になる面があると思うので、現在利用しているアプリの対応状況やSIMフリー端末を利用している方はMVNOの対応状況を確認しながらひまを見てアップデートしてみてください。

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