iTunes Matchでマッチングした曲のタグをiTunes Storeのものに置き換えるスクリプトが掲載されていたので試してみました。詳細は以下から。
Another rev of the iCloud metadata script. This one will query against all the iTunes stores and is much faster.
http://t.co/WbAQkLjg
このネタはMacRumorsのForum「Any way for itunes match to replace ID3 tags?」に掲載されていたネタですが、iTunes Matchでマッチできた曲を削除し、iTunes Store上のAAC 256kbpsに置き換えてもメタデータ(TagA)はそのまま保持されます。
しかし「どうせならiTunes Storeのメタデータと合わせたい」という人もいるようで、これを行ってくれるRubyスクリプトをTweetbotのプログラマーPaul Haddadさんが書いてくれていました(*上のツイートは2011年11月のツイートです)。
方法
1.OS X 10.9 Mavericks, iTunes 11でも使えますが、スクリプトは色々なところに転用されているので[1, 2]、今回はGitHubに上がっているiTunesMatchMetadataを使います。
2.zipファイルをダウンロードすると、中には「iTunesMatchMetadata.rb」と「tunes.rb」が入っているので「tunes.rb」を[~/Library/iTunes/]ディレクトリに置きます(iTunesMatchMetadata.rb内に使い方が書いてあります)。
3.「iTunesMatchMetadata.rb」を開いて78行目のCountry Codeの一番先頭にJPを持ってきます(このcountries順に情報を引っ張ってきます)。
4.ターミナルを開いてjsonとrb-appscriptをインストール。
$sudo gem install json
$sudo gem install rb-appscript
5.iTunesを開いてマッチング済でiCloudからダウンロードしてある曲を選択、種類が「マッチしたAACオーディオファイル(Matched AAC audio file)」というなっている必要があります。
6.ターミナルで「iTunesMatchMetadata.rb」があるディレクトリに移動し、iTunesでメタデータを置き換えたい曲を選択した状態で実行。
$ruby iTunesMatchMetadata.rb
7.「Querying JP store for XX traks * XX updated」という表示が出てれば成功で、iTunes上のメタデータ(情報)が置き換えられているはずです。
メタデータを置き換えたい曲をiTunes上で複数選択すれば全て自動的にやってくれるので楽ですが、アメリカなどのiTunes Storeのメタデータに置き換えられる場合もあるのでバックアップを取った上で自己責任でどうぞ。
おまけ
これをGUI化した「iTunesMatchAutoTagger(Multi Languageに対応したという表記はありますが日本のStoreに対応していない?)」や「iTunes Match Helper」がありますがどれも日本語に対応していないようです。また有料でいいなら「matchTag」というアプリもあります(日本語に対応しているかは不明です)。
おまけ2
Windowsユーザーは「itunes-match-tagger」が使えるようです(未確認)。
コメント
iTunesMatchMetadata.rbの曲ファイル認識が英語であるので
「Found 0 matched tracks」となる。
回避策は
Macのシステム言語を英語にしてログアウト。
itunesでメタデータを変更したい曲の削除&再ダウンロード
Windows で同様のことをする方法はないでしょうか?
すみません。itunes-match-taggerはなぜかエラーが出てできませんでした。itunesのバージョンがあがってるからでしょうか・・・