macFUSEに代わりカーネル拡張を利用せずmacOSでサポートされていないファイルシステムをユーザー空間で拡張できる「fuse-t」がmacOS 26 TahoeでFSKitをサポートしています。詳細は以下から。
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macOSでサポートされていないexxt4やNTFSなどのファイルシステムをmacOSで扱うには、これまでGoogleが開発していたカーネル拡張(kext)を利用した「macFUSE (旧osxfuse)」を利用するのが一般的でしたが、AppleはWWDC24で、カーネルレベルでファイルシステムを拡張するのはリスクが大きいとして、カーネルレベルのアクセスを必要とせずユーザー空間でファイルシステムを拡張できる「FSKit」を発表しましたが、

このmacFUSEに代わり、カーネル拡張を利用せずNFS v4ローカルサーバーを利用してmacOSでファイルシステムを拡張できるランタイム「fuse-t」がバージョン1.1.0アップデートでmacOS 26 Tahoe以降でのFSKitバックエンドをサポートしたと発表しています。

FUSE-T is a kext-less implementation of FUSE for macOS that uses NFS v4 local server instead of a kernel extension.[…]FUSE-T doesn’t make use of kernel extension, it implements its own userspace server that converts between FUSE protocol and NFS/SMB/FSKit and let macOS mount a network volume instead of a kernel filesystem.
macos-fuse-t/fuse-t – GitHub
fuse-t
fuse-tは、Alex Fishmanが開発しているmacOSでFUSEベースのファイルシステムをユーザー空間で動作させるためのランタイムで、カーネル拡張を必要とするmacFUSEの代替実装として2022年から開発されていますが、このfuse-tが従来のNFSv4/SMB3に加えて、macOS 26 TahoeでFSKitバックエンドも実験的にサポートしています。

Experimental New features
- FSKit support is now available on macOS 26 and later.
- Run fuse-t.app from /Applications and follow instructions to manually enable the FSKit extension
- Use with -o backend=fskit mount option or edit /Library/Application Support/fuse-t/cfg/fuse-t.ini to make it default
リリースノートより
fuse-t v1.1.0では、アプリケーションフォルダにFSKitを利用した機能拡張を同梱した「fuse-t.app」がインストールされ、アプリを起動するとシステム設定アプリの[一般] → [ログイン項目と機能拡張] → [機能拡張] → [カテゴリ] → [ファイルシステム機能拡張]の(i)アイコンをクリックするとfuse-tが追加されているので、

後は、ターミナルでバックエンドをFSKit(backend=fskit)に設定し、マウントしてやればSSHFSなどのファイルシステムをマウントすることができるので、カーネル拡張を利用したmacFUSEの代替アプリ/フレームワークを探していた方は試してみて下さい。

sshfs user@server:/PATH ~/MOUNT -o backend=fskit
おまけ
ちなみに、macFUSEも2025年末にリリースした「macFUSE v5.0.0」でFSKitを実験的にサポートしています。

macFUSE v5.0.0
- macos-fuse-t/fuse-t – GitHub
- Kext-less FUSE for macOS – Fuse-T

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