ターミナルUIからコピーした時に混入する改行やスペースを取り取り除き、ターミナルにペーストして実行できるようワンライナー化してくれるMacアプリ「Trimmy」がリリース。

　ターミナルUIからコピーした時に混入する改行やスペースを取り除いてワンライナー化してくれるMacアプリ「Trimmy」がリリースされています。詳細は以下から。

　ターミナル系UI(TUI)やコードブロックからコマンドをコピーすると改行やスペースが混入し、ターミナルでペーストしてもすぐには実行できない場合がありますが、その様な場合にクリップボードにコピーされたコマンドを綺麗に整形してくれるMacアプリ「Trimmy」が新たにリリースされています。

“Paste once, run once.” — Trimmy flattens those multi-line shell snippets you copy so they actually paste and run.

steipete/Trimmy: “Paste once, run once.” – GitHub

　Trimmyを公開したのはPSPDFKitを開発し現在はAIエージェントを開発するオーストリアのPeter Steinbergerさんで、ChatGPTのコードブロックや対話型CLIなどのTUIで表示されるコマンドはユーザーに分かりやすいよう、バックスラッシュや改行(¥n)、スペースが付けられて表示されますが、

Trimmyはクリップボードを監視し、その様なコードブロックがクリップボードにコピーされるとバックスラッシュやスペース、行頭/行末の$/スペース/タブなどシェルコマンドに不要な行や記号を取り除いてワンライナー(One-Liner)化し、ターミナルへペーストして直ぐに実行できるようにしてくれます。

　Trimmyは自動でクリップボードにコピーされたコードを修正してくれる機能のほか、コマンドを検出する積極性(Aggressiveness)をHigh, Normal, Lowから選択することが可能で、手動でクリップボードのトリムを行うことも可能です。

　Trimmyのシステム要件はmacOS 15 Sequoia以降のIntel/Apple Silicon Macで、アプリはオープンソースでPeterさんの開発者署名とAppleの公証を取得し、GitHubリポジトリで公開されているので、コードの整形をよく行っている方は試してみてください。

• steipete/Trimmy: “Paste once, run once.” – GitHub