Apple、買収したPixelmator TeamのMac向け画像編集アプリ「Pixelmator Pro」にApple IntelligenceのImage Playgroundや作文ツール機能を追加。

Pixelmator for Mac
記事内に広告が含まれています。This article contains advertisements.
スポンサーリンク

 Appleが買収したPixelmator TeamのMac向け画像編集アプリ「Pixelmator Pro」にApple IntelligenceのImage Playgroundや作文ツール機能を追加しています。詳細は以下から。

Pixelmator Pro

 Appleは2024年11月、Mac App of the Year 2011/2018を受賞したMac用の写真編集アプリ「Pixelmator Pro」や、2019 Apple Design Award/App Store Awards 2023を受賞したMacとiPhone/iPad対応の写真編集アプリ「Photomator」を開発するリトアニアのPixelmator Teamを買収すると発表し、

2019 Apple Design Awardより

2019 Apple Design Awardより

2025年02月には規制当局の承認を得て正式に買収が完了しましたが、Appleは現地時間06月30日、Mac用写真/画像編集アプリ「Pixelmator Pro」をバージョン3.7へアップデートし、新たにApple Intelligenceを利用した新機能を追加したと発表しています。

Pixelmator Pro v3.7 Apple Intelligence

Pixelmator Pro 3.7では、Apple Intelligence*に対応し、Image Playgroundと作文ツールを使用してクリエイティブなアイデアを素早く実現するための新しい方法が追加されています。このアップデートには、RAWフォーマットの対応の改善、およびアクセシビリティの向上も含まれています。

Pixelmator Pro v3.7のリリースノートより

Pixelmator Pro v3.7

 Pixelmator Pro v3.7では、Apple SiliconとmacOS 15.2 Sequoia以降を搭載したMacで画像生成AI「Image Playground」による画像の作成が可能になっており、[挿入] → [Image Playground]を選択することで、ユーザーが作成したプロンプトや既存の写真レイヤー、写真ライブラリに含まれている画像から新しい画像を生成することが可能になっています。

Pixelmator Pro v3.7のImage Playground

Pixelmator Pro v3.7のImage Playground

 また、Pixelmator Pro v3.7では作文ツールも利用可能になり、同じくApple Intelligenceに対応したMacで文章作成ツールを利用したテキストの校正や要約、書き直し、トーンの変更、ChatGPTを利用したコンテンツ作成などが可能になりました。

Apple Intelligenceの作文ツール

Apple Intelligenceの作文ツール

 Pixelmator Pro v3.7のシステム要件は引き続きmacOS 12 Monterey以降のIntel/Apple Silicon Macですが、Apple Intelligenceを利用した機能はApple SiliconとmacOS 15.x Sequoia以降が必要で、今回のアップデートではOM SYSTEM OM-1 Mark IIカメラのハイレゾショットで撮影されたRAW画像の編集、VoiceOver機能、ホバーによるサイドバーテキストの拡大がサポートされるとともに、

Pixelmator Team

本バージョンではクレジットからPixelmator Teamの名前が消え、Appleに変更されているので、ユーザーの方は試してみてください。

Pixelmator Pro v3.7リリースノート

Pixelmator Pro 3.7では、Apple Intelligence*に対応し、Image Playgroundと作文ツールを使用してクリエイティブなアイデアを素早く実現するための新しい方法が追加されています。このアップデートには、RAWフォーマットの対応の改善、およびアクセシビリティの向上も含まれています。

Image Playground

  • Image Playgroundを使って、写真、説明、または写真ライブラリに含まれている人に基づいて楽しいオリジナルの画像を作成できるようになりました。
  • 新しい“Playgroundに追加”機能を使用して、アニメーション、イラストレーション、スケッチなどの美しいアーティスティックなスタイルで、画像レイヤーや描画を簡単に再作成できます。
  • 作成した画像は、画面上部の“挿入”メニューから新しい別のレイヤーとして挿入するか、“レイヤーを置き換える”機能を使用して既存のレイヤーを置き換えることができます。
  • テンプレートやモックアップを使用するときに、プレースホルダ画像をImage Playgroundで作成したものに簡単に置き換えることができます。

作文ツール

  • 作文ツールに対応したため、デザイン内のテキストの校正、要約、書き直し、およびトーンの変更を行うことができます。
  • “作成”機能を使用すると、ChatGPTの力を利用して、簡単なプロンプトや説明に基づいて新しいオリジナルのテキストコンテンツをゼロから作成できます。
  • Pixelmator Proで、強調表示されたテキストをホバーするかControlキーを押しながらクリックし、“作文ツール”をクリックするだけで使い始めることができます。

その他の改善点

  • OM SYSTEM OM-1 Mark IIカメラのハイレゾショットで撮影されたRAW画像を開いて編集できるようになりました。
  • VoiceOverの対応が改善され、Pixelmator Proツールを音声と点字で説明できるようになりました。
  • VoiceOverで、キーボードを使ってツールオプションの項目間を移動することもできます。
  • “ツール”サイドバーの項目をホバーすると、“ホバーしたテキストの拡大”を使用して項目名を大きな文字で表示できます。

*Apple Intelligenceの機能を使用するには、デバイス、言語、および地域が対応している必要があります。詳しくは、https://www.apple.com/jp/apple-intelligence/ をご覧ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました