Appleが今年もmacOS 14 Sonoma以下のMacユーザーに対し、macOS 15 Sequoiaへのアップグレードを勧める通知用プラグインのロールアウトを開始しています。詳細は以下から。
Appleは2016年にリリースしたOS X 10.11 El Capitan以降、最新のOS XやmacOSと互換性のあるにも関わらず最新のmacOSへアップグレードしていないMacに対し、初期リリースから約90日(3ヶ月)後に「macOS Installer Notification」という通知用プラグインをロールアウトし、最新のmacOSへアップグレードするよう通知を表示していますが、

macOS 10.15 Catalinaに表示されたmacOS 12 Montereyへのアップグレード通知
Appleは今年(2025年)もmacOS 14 Sonoma以下で、macOS 15 Sequoiaのシステム要件を満たしているMacユーザーに対し、macOS 15へのアップグレードを勧める通知用プラグイン「macOSInstallerNotification_RC.pkg」のロールアウトを開始しています。

macOS 14 Sonomaに配布されたmacOSInstallerNotification_RC.pkg
macOS Installer Notification
macOS Installer Notificationは、macOSのセキュリティ機能XProtectやフォント、カメラRAWフォーマットなどと同じく「システムデータファイル」として扱われ、

システムデータファイル扱いのmacOS Installer Notification
ユーザーの承認を必要とせずバックグラウンドでダウンロード&インストールされるため気づきにくいですが、インストールされると、Macのアイドルタイムに最新のmacOSへのアップグレードを勧める通知が表示されるようになります。
macOS Sequoiaにアップグレード
Macで生産性と創造力を解き放つための新機能を見つけましょう。macOS Installer Notificationより
また、通知だけなら問題ないのですが、昨年のmacOS 14 Sonomaへのアップグレード通知からか、最新のmacOSのインストーラーがダウンロードされていると、通知のオプションに「(最新のmacOS Sequoiaへアップグレードを行うためにMacを) [再起動]」という選択肢が表示されるようになり、

macOS 14 Sonomaに表示されたmacOS 15 Sequoiaへのアップグレード通知
これをクリックすると、ユーザーはMacの再起動後に最新のmacOSにアップグレードされたMacとご対面する仕様になったようで、これに関しては昨年Hacker Newsでも話題になっていたので、まだmacOS 15 Sequoiaへアップグレードしたくない方は注意してください。
おまけ
なお、昨年macOS 14 SonomaのmacOSインストーラアプリをダウンロードしていないにも関わらず、再起動後にSonomaへ強制アップグレードされたという意見やコメントがありましたが、macOSはMacに十分なストレージ容量があり、
![[システム設定] → [一般] → [ソフトウェア・アップデート]](https://applech2.com/wp-content/uploads/2025/02/macOS-15-Sequoia-upgrade-notification-features-6.webp)
[システム設定] → [一般] → [ソフトウェア・アップデート]
システム設定で「新しいアップデートがある場合はダウンロード」が有効になっていると、macOSのインストーラアプリをダウンロードしておく仕様になっているので、これにより予めインストーラアプリがダウンロードされていたものと思われます。
- macOS をダウンロードしてインストールする方法 – Apple サポート
コメント
Appleの親切は好意的に受け取らんと。ダウンロードファイル受け取るだけで結構な時間かかるし、知らん間にダウンロードしとるって、めっちゃ気が効いてるやん。ちなみに前回のSonoma、いらんからゴミ箱いき、即消去だったけどな。